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PayPayの「ボーナス運用」が好調、1か月で20%弱の利益に

7月の米株式相場は…

PayPay 筆者はボーナス運用の「チャレンジコース」にポイントを逐次追加している。日々の買い物で発生したポイントは、自動的にボーナス運用へ回される設定だ。  このチャレンジコースは、 「アメリカを代表する複数企業の株価に連動して3倍上下するコースです」  と説明されている。  実のところ、ここ1か月のアメリカの株式市場は好調だ。6月26日のダウ平均株価は2万5015.55ドル。ところが7月22日のそれは2万7005.84ドルである。ボーナス運用が紐付けしている金融銘柄はDIREXION S&P 500 3Xというもので、文字通りS&P 500の値動きに3倍のレバレッジを利かせている商品だが、こちらも6月下旬から順調に値を上げている。幸いにも筆者は、非常に堅調な状況下でPayPayのボーナス運用を始めていたのだ。  では、今後もボーナス運用は底堅く推移していくのか。これについては、金融市場に疎い筆者の口からは応じかねる。もしかしたら1か月後に「筆者のポイントが大幅に減った」という記事を配信しているかもしれない。

マイナポイントも運用可能

 そうはいっても、やはり人間は欲を持った動物である。膨らむ夢を抑えることはできない。そういえば、PayPayのマイナポイント上乗せキャンペーンは抽選方式だ。運が良ければ1等100万円分のポイントを受け取ることができるという仕組み。これをボーナス運用に回せないだろうか?  5000円分や1万円分くらいならともかく、さすがに100万円分は相応の勇気がいる。もし1%の利益が発生したら、1万円分ポイントが手に入るということだ。  が、ここで考え方を変えてみよう。出金・譲渡不可のPayPayボーナスは、いずれ必ず「PayPayを介した買い物」で消化しなければならない。そしてこれはPayPayに限らずQRコード決済全体の特徴だが、そもそもが少額決済に寄り添ったコンセプトのため、単価が数十万円の商品を取り扱う店はQRコード決済を導入するメリットがあまりない。「100万円分のPayPayボーナスで派手な買い物をしよう!」と思っても、実際にはなかなかできないのではと筆者は考察している。ならば、それをボーナス運用に預けてしまおう……というのは決して悪い発想ではない。  ちなみに、筆者のマイナポイントはPayPayに付与される予定。100万円分ポイントが当たった暁には市場の流れに関わらず全額をボーナス運用に回し、それについての記事を書きたいと思案している。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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