恋愛・結婚

コロナのせいでスピード破局?遠距離恋愛の相手が住む九州に引っ越したら…

後日、彼の店の前を通ると…

 電話もできなかったので、別れの言葉もLINEだったという。コロナ禍の夜の街で働く飲食業経営者であることを考えると、本当に今は恋愛どころではないくらい大変な状況だったのかもしれないが……。 テナント募集 「別れを告げた後もごめん、と謝られるようなことはなく、“自分の面倒は自分で見てほしかったわ”とだけ返事がきて、もう何も言うことはない、とそれでやり取りを終わりにしました。その2週間後、なんとなく彼のお店の前を通ると、テナント募集の看板とともに、彼のお店はなくなっていて……。SNSの共通の知り合いの中には、彼にお金を貸して欲しいと頼まれたという人もいたということも、つい最近知りました。そういう大変さはあったのだろう、とは察しました。でも、何も言われていない私は察しようがなかった」  会社都合の引っ越しをしてしまったため、別れたからと言って土地を離れるわけにもいかない。家族とも友人とも離れて暮らすことになってしまい、新しい恋人を探そうにも、地方に永住しようとも思えなくなってしまい二の足を踏んでいるという。  もしも今年、コロナが流行していなかったら……園田さんは恋人と上手くいっていたかもしれない。しかし、異動の話がなければ、地方に住み変えることに積極的になれなかったかもしれない。それもこれもタイミングだったとしかいいようがない。<取材・文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
1
2
3
おすすめ記事