更新日:2020年08月02日 18:12
エンタメ

“在日コリアン”をネタにするお笑いコンビ「ピリピリするテーマも漫才なら…」

どこまで笑いにできるかは、いつも迷う

 持ちネタは現在10個ほど。ネタ作りで日頃からニュースを見たり、身の回りの出来事を観察したりを心掛ける。ただ、どこまで笑いにできるかは、いつも迷うことだ。  朝鮮学校の無償化問題など政治的関心が高いテーマから、「在日」だからという理由でスーパーの会員カードを作れなかった家族の苦労話まで。話題は事欠かないが、漫才で表現すると考えると試行錯誤が続く。それでも2人はこう言う。 「ピリピリしちゃうことでも、漫才なら笑いなら、伝わるんじゃないかな

幼なじみでコンビ結成。ワタナベエンターテイメントのスクールに入学

ゆぎょん

「マイク一本で人を笑わせるのってかっこいいじゃないですか」と漫才の魅力を語るゆぎょん

 都内の在日韓国人が集うコミュニティーで育ち、幼い頃からご近所同士の間柄だ。ツッコミ担当のちすが1学年先輩に当たるが、漫才に誘ったのはボケ担当のゆぎょん。 「中学時代にテレビで観たトータルテンボスさんやNON STYLEさんにハマリましたね。同級生とトリオを組んだりしてました」(ゆぎょん)  お笑いについての話し相手は、いつも先輩のちすだった。プロから教わり飛躍したいと、17年4月にワタナベエンターテインメントが開校するスクールに入学した。
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「自分にしかないキャラを作れ」に感銘
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新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren

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