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お笑い第7世代と若いキャバ嬢に感じる共通点…熟女キャバ嬢が苦言

お笑い第7世代と若いキャバ嬢には共通点が?

大阪で働く熟女キャバ嬢

大阪で働く熟女キャバ嬢

 続いて話を聞いたのは大阪のラウンジに勤務するヨウコさん(仮名・35歳)。子供の頃からお笑い番組を見て育ったというヨウコさんは、第7世代と今の若手キャバ嬢に対して思うことがある様子。 「テレビで第7世代のエピソードを聞いて驚いたのは、実家暮らしで苦労したことがほとんどないという人が多かったこと。やっぱり、売れるまでの貧乏時代があるからこそストイックにもなれるし、面白いネタって作れると思うんです。今の水商売もそうで、実家暮らしで学生のアルバイトとして働く子がほとんどです。  中には、1人暮らしはしたくないと片道1時間かけて京都から通っている子もいます。私が20代の頃は実家になるべくいたくなかったもんですが……。学生じゃなくても、最近は昼の仕事と掛け持ちで夜1本で働いている子のほうが珍しい。こんなことを言うと古いと思われそうですが、最近の若い人達は苦労を買ってまでして欲しいものってナイのかな……思うことがありますね」  テレビだけにこだわらず、SNSやYouTubeなど活動の場を広げている第7世代のように、今どきの若手キャバ嬢も「店だけの営業」にこだわらず、様々な自己プロデュースでPRしている。これを受け入れるかは人それぞれだが、彼女達が今後の水商売業界に変化をもたらしていくことは間違いなさそうだ。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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