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確定申告をしていないキャバ嬢は自業自得…コロナで分かれた明暗

―[キャバ嬢に訊け]―
 新型コロナウイルスで特に影響を受けたともいわれる夜の店。コロナで人生が大きく変わったり、今後の人生の不安を抑えきれないキャバ嬢も数多いという。そんな彼女達に、生活ぶりや価値観の変化を聞いてみた。

コロナ前に人気嬢だった女性の現在

キャバ嬢

大阪のキャバ嬢

 まず、話を聞いたのは大阪のラウンジに勤務するミユさん(仮名・28歳)。コロナ以前は店にレギュラー出勤し、常にナンバー上位に入っていたという彼女だが……。 「正直言って……今、働く意欲が全然湧かないんですよね。4月に店が休業になってずっと家で『あつ森』&ウーバーイーツ生活をしてて、お客さんからの連絡を面倒臭くて無視していたら、ほとんど切れちゃいました。6月に店が再開されても『客予定ないのなら休んで』と言われるし、たまに出勤できたと思ったら3時間もしないうちに『暇だから上がっていいよ』と言われることも。  幸い、貯金だけはあるので今は最小限に引きこもっていればどうにかやっていけるかな……と思います。ちなみに今、店は1週間のお盆休み中。本来ならお盆前は稼ぎ時なのでフル出勤していたはずなのですが、今年は給付金で九州のほうへ旅行していました。最初は2泊の予定だったのですが、楽しかったので5泊も。  一緒に行った同じ店の子と観光もせずに格安ゲストハウスでひたすら飲んでいただけなので、大阪にいるよりも全然安く済みましたね。店からは『出勤しろ』とも言われなかったので、相当ヒマだったんだと思いますよ(笑)。」
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確定申告をしていないキャバ嬢は自業自得
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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