恋愛・結婚

恋愛はコスパが悪い?500人調査で判明した若者の“SEX離れ”の実態

 近年、国内外で問題視されている若者の「SEX離れ」。しかし、その真偽や実態はいまだに曖昧だ。そこで本企画では「過去1年以上、SEXをしていない20~34歳の男性」に緊急アンケートを実施。家族社会学を研究する山田昌弘氏と独身研究家の荒川和久氏に若者の「SEX離れ」を分析してもらった。
[若者のSEX離れ]衝撃の真相

写真はイメージです(以下同)

若者のSEX離れの真相と展望を徹底分析!

 今回の企画にあたり、「過去1年以上SEXをしていない20~34歳の独身男性500人」に緊急アンケートを実施した。家族社会学を研究する山田昌弘氏と独身研究家の荒川和久氏は、この結果に「概ね予想通り」と口を揃える。  Q1「最後にSEXをしたのはいつ?」という問いには6割超が「SEX未経験」と回答、Q2「SEXをしたいと思うことは?」という問いには「まったく思わない」「あまり思わない」と答えた層が4割を超えているといった結果に。これらは衝撃的な数字にも思えるが、山田氏は「SEXはお金だけでなく、時間や精神的な面でもコスパが悪いと考えているのでしょう」と分析。最初から恋愛やSEXに消極的な状態だと読み解く。 Q1 最後にSEXをしたのはいつ? ・5年以上前 15.0% ・3~4年前 10.4% ・1~2年前 10.8% ・したことがない 63.8% Q2 SEXをしたいと思うことは? ・いつも思う 21.2% ・ときどき思う 35.2% ・あまり思わない 21.2% ・まったく思わない 22.4% [若者のSEX離れ]衝撃の真相

恋愛やSEXは、もはやある特定層の趣味

 これに加えて荒川氏は「恋愛やSEXが、もはやある特定層の趣味と化している」と述べる。 「いつの時代も恋愛強者が社会に3割程度いて、恋愛に関心の薄い弱者も3割ほどいる。そのどちらにも属さない中間層4割は社会情勢や流行の変化によって揺れ動き、童貞率や恋人がいる率に影響を与える。今回、アンケートに回答したのは弱者層と中間層の一部。彼らはそもそもSEXへの関心が薄いので頑張ろうとも考えない。釣りが趣味じゃない人に対して『なんで面白いのに釣りしないの?』と言っても無駄ですよね」  Q3「SEXをしない理由は?」への回答は「相手がいないから」がトップなものの、荒川氏は「多くは体のいい言い訳で、SEXやそれに至るまでの経緯を“無理・無駄・面倒”と考えている」と読む。とはいえ、「若者のSEX離れが加速」などと吹聴するのも軽率だと警鐘を鳴らす。 「そもそもトレンディドラマや『ねるとん紅鯨団』がはやった’80年代後半以降が異常だとみるべきです。みんな恋愛至上主義に冒されて、クリスマスなどには熱病にうなされるようにホテルを予約していた。高校生の童貞率や処女率がもっとも下がったのは2005年というデータがあるが、これは女子高生の援交や早大スーフリ事件が騒がれていた時代ともリンクする。要するに日本の性がすごく乱れていた。そうした’80年代以降の一時的な恋愛至上主義から脱しつつあるのが実情と言えます」  Q4「恋愛やSEXよりも優先しているものは?」については「趣味」が目立つが、山田氏は「SEX以外の趣味や嗜好に情熱を注いでいる」のだろうと分析。 「そもそも日本人は恋愛を3つの要素に分ける傾向がある。①コミュニケーション欲求、②性欲、③情熱的欲求です。これらをそれぞれ①キャバクラやスナック、②風俗やAV、③アイドルやアニメ、ペットなどで満たせる。近年、③に関しては女性のほうが顕著ですが、日本は恋愛の代替行為ともいえる産業の発達が目覚ましい。これらがSEX離れに影響している可能性はあります」 Q3 SEXをしない理由は?(複数回答可) ・相手がいないから 83.8% ・風俗に行くお金がないから 14.6% ・(SEX自体が)面倒くさいから 13.8% ・オナニーで十分だから 13.4% ・テクニックに自信がないから 10.2% ・SEXに至るまでの時間がムダだから 6.6% ・不潔だから 5.8% ・体力がないから 4.0% ・気持ちよくないから 2.4% ・その他 3.8% Q4 恋愛やSEXよりも優先しているものは?(複数回答可) ・趣味 65.4% ・お金 55.8% ・仕事 22.6% ・友人との付き合い 12.8% ・その他 2.4%
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緩やかに低下している恋愛やSEXの価値
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