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「ヒマだから来て」とは言えない京都人のプライド。コロナ、Go To、猛暑で…

「Go To トラベル」が7月22日に開始され、1か月が経過した。直前に東京都が対象外となるなど旅行事業者や宿泊施設にとって混乱も見られたが、実際に成果はあったのだろうか? 「コロナ禍&猛暑&Go To」で観光業が大きく打撃を受けたといわれる京都の街の現状を取材した。

バーやチェーン店が続々と閉店も、老舗は生き残る

四条大橋

四条大橋

鴨川

暑すぎることもあってか鴨川に人はおらず…

 例年であれば大勢の観光客で賑わっている8月の京都。全国的に熱中症の警戒が呼びかけられ、取材日(8月21日)は京都市で今夏最高の38.8度を観測した。鴨川の河川敷に人の姿はほとんどなく、川沿いには『川床』席のみが設置されている。 「京都の夏の風物詩でもある川床ですが、今年はコロナの影響でランチ休業しているお店も多いですね。私達も『京都地元応援キャンペーン』として対象飲食店を掲載しているのですが、『予約しようとした店のランチが休みだった』という問い合わせも。飲食店の営業時間は個人事業主が決めることなので、こちらとしては対応しづらい……というのが現状です」  そう話すのは、京都の観光事業に携わる女性。聞くと、コロナ禍での京都の小売店や飲食店にはこのような事情があるという。 「報道では、京都の観光業は大打撃を受けている……といわれていますが、京都の人はそこまで気にしていないと思います。というより、京都人は『ヒマだから来て下さい』ということはプライドがあるので言わないんです。また、府からの休業支援や保障が他県よりも充実しているので『営業して利益が出ないのなら休業するほうが得策だ』と考える人のほうが多いそう。そのため、代々続く老舗の店や旅館が閉業になったという話はほとんど聞きませんね。今、厳しいのはインバウンドバブルにオープンしたバーやチェーン店でこの半年の間に続々と閉店しているようです」
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Go Toトラベルに不満の声も
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