更新日:2020年09月10日 15:09
仕事

実録『半沢直樹』の建設現場。ゼネコン若手社員の横暴に職人たちが一斉蜂起

現場監督は交替。その後、別部署に異動

「もちろん、本気でボイコットするつもりはなかったです。実は、現場監督の暴言は若手作業員がスマホに録音しており、謝罪がなければ彼の上司に訴えるつもりでした」  しかし、証拠の存在を知らない現場監督は事実を認めなかった。そこで彼の上司と親しい関係にあった業者の代表が現場監督の所業を報告。音声データがあったため、言い逃れできない状況になったという。 「現場監督の上司は翌日朝イチで来て、朝礼で謝罪をしてくれました。当の本人は少しふて腐れた態度でしたが現場監督を外されてしまい、彼の姿を見たのはこの日が最後でした。これは後で聞いた話ですけど、あの人はほかの現場でもトラブルを起こし、作業員からのクレームがたびたびあったそうで違う部署に飛ばされたみたいです。まあ、あんな態度では仕方ないと思いますけどね」  いくら経験を積ませるためとはいえ、現場監督としての適性以前の問題。こんな人物の下で働くのは勘弁したいものだ。<取材・文/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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