恋愛・結婚

キャバ嬢に「倍返しだ!」結婚の口約束を裏切られた男の恨みつらみ…

 国立社会保障・人口問題研究所が2015年に発表したデータによると、50歳時での未婚率が男性で23.37%、女性が14.06%。最近ではマッチングアプリの普及で男女が巡り合うハードルは格段に下がったが、「出会いがない」「結婚はしたいけどいい相手が…」「ネットでの出会いは…」なんて声はよく聞くもの。  そんな中、理想の結婚相手探しのためにキャバ嬢を口説いた会社員がいる。大樹さん(仮名・39歳)だ。彼はとあるキャバ嬢と結婚の約束を交わし、お店に100万円ほど費やすなど、猛烈アピールを半年間続けたのだ。

「素敵な紳士と結婚したい」29歳キャバ嬢との出会い

キャバクラ

写真はイメージです

「たくさん稼げる女性なら、精神的・金銭的にも自立している気がして。我ながら目の付け所がいいと思ったんですけどね」  キャバ嬢との結婚計画を企てた大樹さん。最初のうちは、フリー客としていくつかの店舗を渡り歩いていたという。そこで知り合ったのがキャバ嬢・ナナコさん(仮名・29歳)だった。 「“この仕事してたら、結婚適齢期すぎちゃった。素敵な紳士と結婚したいなぁ”って言うんです。顔もタイプだし、これはチャンス!と思いましたよ」  大樹さん自身も結婚相手を探している旨をナナコさんに伝えると、思わぬ返事をもらうことになった。 「“大樹さんって、私の理想の素敵な紳士かも”って言われたんですよ。その時の僕の気持ちは、婚活チョロい!でした」  そこから、二人の駆け引きが始まった。

「昼職が見つかったら結婚したい…」その言葉を信じた大樹

 週末は必ず同伴、店に行けばシャンパンをねだられたそうだ。最初のうちは貯金を切り崩してナナコさんの期待に応え続けたが、大樹さんは普通の会社員。金銭的な部分で長くは続かなかった。 「結婚できないなら金を使う意味がないと思い、店に通って5回目くらいでプロポーズしたんです。そしたら、“この仕事辞めたら結婚しようね”って言われました。店で“早く結婚したいね”とか、将来について何度語ったか分かりません。  でも、ナナコが仕事を辞める気配は一向にない。だから、“店はやめなくていいから先に結婚してほしい”と話しました」
説得

“店はやめなくていいから先に結婚してほしい”と伝えたが…

 だが、ナナコさんの表情はあまり良くなかったそうだ。 「“昼職見つかったら、この仕事をやめて結婚したいの”って言われて。確かに、水商売に身を置いたままでは結婚のハードルも高い気がします。だから、信じて待つことにしたんです」  さらにそこから1か月が経過。その間、大樹さんは店に通い続け金を使うが、ナナコさんが仕事を変える様子は皆無。大樹さんがめぼしい求人をみつけてきても、“月給が安い”や“私には合わない”など却下続き。そんな状況で、当然ながらあることに気づき始める。 「もしかして俺、ナナコに騙されてるんじゃないかって」
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“ナナコに倍返しだ!”計画の全貌
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