カーライフ

コロナ自粛を余儀なくされるクルマ好き必見の海外モーター番組

 夏を過ぎれば、1年のうちで最も行楽に適した秋がやって来る。しかし、今年はどこにも行けそうにない。現にこの夏も、新型コロナウイルスの影響で関東の海水浴場は軒並み休業……というより、そもそも海開きをしなかった。ならば海岸沿いをドライブ、というわけにもいかない。東京都内のナンバープレートでは、他県に出ることすらはばかられるようになった。
高速道路

画像はイメージです

 これでは自慢の愛車を遠方に連れていくことはできないだろう。クルマ好きの人にとって、2020年は最悪の年かもしれない。ならば、ここは「クルマ関連動画」を視聴して少しでも気を晴らそうではないか。

アメリカのクラシックカーを改造する「カウンティングカーズ」

 海外では、中古の自動車をレストアする番組が多数制作されている。日本人は中古車に対して走行距離を最重視するが、欧米ではそれよりも「前のオーナーがどのようにクルマを扱っていたか」が考慮される。たとえ走行距離を重ねたクルマでも、その時の所有者が大事にメンテナンスをしていれば今なお良好な状態である可能性が高い。そして何より、往年の名車を蘇らせようとする熱意が強い!  YouTubeでも公開されているヒストリーチャンネル『カウンティングカーズ』は、アメリカ・ラスベガスの自動車修理工場カウンツ・カスタムズが舞台のリアリティ番組。自動車修理工場といっても、日本の街角の隅にあるような感じを想像してはいけない。  カウンツ・カスタムズの親玉ダニーは、アメリカのクラシックカーとマッスルカーに目がないクールなナイスガイ。ラスベガスの車道を行くクルマのドライバーに声をかけ、その場で売買交渉を始めてしまうほどのやり手ビジネスパーソンでもある。買ったクルマはワルに改造し、時にキープする。  ダニーの右腕ケヴィン、ハンガリー訛りのローリー、そしてどんなクルマにも角をつける癖があるエアブラシ職人ホーニー・マイク。この番組に出てくる連中は、みんなホットでハングリーでバッドな野郎共だ。
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日本車もレストアする「名車再生! クラシックカー・ディーラーズ」
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ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー

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