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「ブス」と言われ続けた少女が、4度の整形を経て25歳で女社長になるまで

「整形できないなら生きていけない」と母親に直訴

――日常に支障をきたすというのは、どのような感じだったのでしょうか? みきしぃ:自分の顔が嫌いすぎて、人に顔を見られたくなくて、外を歩くのも電車に乗るのもイヤでした。だから、登下校も車で親に送り迎えしてもらっていたほどだったんです。人前に出るのがイヤだから、バイトも当然無理。あと、すごくメンタルが不安定で、授業中にいきなりボロボロ泣いたりしていました。このままじゃダメだなって思って、卒業したらそれまでの友達とは縁を切る覚悟で、卒業前に母親に整形したいと打ち明けたんです。 みきしぃ――親御さんの反応はどうでしたか? みきしぃ:泣きながら「整形できないなら生きていく自信がない」と伝えたら、母が「あなたが整形することで明るくなれるなら、お金を出してあげる」と言ってくれて。そこで、病院へのカウンセリングも一緒に行ってもらって、高校卒業した翌日、目を全切開して、眼瞼下垂と目尻切開の整形手術を受けました。でも、整形したあとも結局、すぐに引きこもりになってしまって……。

ついに整形を果たすが、直後は深刻なうつ状態に

――整形を経て、自分のなりたい顔になれたのに、なぜ引きこもりに? みきしぃ:当時の私は「整形をしたら自分に自信が持てるんじゃないか」って思っていたんです。でも、これまでずっと「ブス」と言われ続けてきた人生だったので、顔が変わっても当然のことながら心まで急には変われなかったんですね。「外に出ても自分の容姿の評価は変わっていないんじゃないだろうか」「また容姿でバカにされて、傷ついてしまう」という恐怖心が強くて、手術後3か月間くらいは外に出ることができませんでした。この時期はひどいうつ状態で、親の前で自殺未遂もしました。
みきしぃ

念願の整形を受けるも当初はなかなか自信を持てなかったと振り返る

――引きこもり状態から抜け出せたきっかけはなんだったんですか? みきしぃ:高校時代の友達と再会して、バイトを始めたのが最初のきっかけですかね。でも、自分に合うバイトを見つけるのもなかなか大変で……。最初は、近所のお好み焼き屋さんでバイトを募集しているのを知って、応募したんですが、店長と性格が合わなかったんですよ。「なんで大学行かないの?」とか「何しているの?」とかいろいろ質問されるのがイヤで5日間で辞めました。  その頃は親に負担をかけさせたくないという気持ちが強くて、働かずに何もしていない自分をダメ人間だと強く責め、働きたくても何もできない自分が悔しくてみっともなくて自己嫌悪に陥ってしまっていました。それなのにバイトを5日で辞めてしまったので、その経験が結構トラウマになってしまって。 「自分にできる仕事なんて何もないんじゃないか」と落ち込んで、また引きこもりがちになっていたら、親が「役所で臨時職員を募集しているからやってみない?」って誘ってくれたんです。結果的にはその職場はすごく相性がよくて、2~3年くらいそこで働きました。
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整形を繰り返すのは「中毒」だからではない
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