更新日:2020年10月02日 22:57
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飲み会のキャンセルは何日前までならOK? 最悪なのは? 知っておきたい大人のマナー

やってはいけない最悪のキャンセル交渉とは?

 参加者のバックグランドによっては、参加者ではなく幹事が別途、代わりの参加者を誘うほうが適切なこともあるでしょう。その場合はおまかせすることになるかもしれません。  しかし、代わりの人が見つからない場合に備えて、覚悟しておかなければならないのがキャンセル料です。あらかじめ言われている金額はかかると思ってください。  飲食店は予約に合わせて食材を調達しています。賞味期限がまだだから使い回せるだろうと勝手に判断しないようにしましょう。鮮度のよい食材にこだわっているお店もたくさんあります。幹事としては満額支払うという意気込みがあるのです。  謝罪したうえで気持ちよく満額幹事に渡してください。約束なのですから、大人として当たり前のことです。人の手配やお金の受け取りなど、余計な手間をかけているのですから、八つ当たりなどは絶対してはいけません。  最悪のパターンは代わりの人を誘う、もしくはキャンセル料を支払ってほしいと言われたときに、勝手に直接店に電話して交渉してしまうケースです。飲食店としては実害が出るし、キャンセルポリシーにも明記しているのに、無下に交渉を断ることもできません。なぜなら、その会合の幹事は大切な常連様だからです。そのため、電話でごねればキャンセル料がなしになることでしょう。これをやられると大ダメージを受けるのは幹事です。せっかく築いてきた信頼関係が損なわれてしまうからです。
開き直る男性

「急な仕事が入ったんだから仕方ないだろ」と開き直ってはいけません

マナーを守っても、頻繁なキャンセルは評判を落とすだけ

 遅刻やドタキャンが癖になっている人は、「そんなに面倒なら、参加はこちらからお断りだ」ということもあります。それはいいでしょう。そういう人は、そもそも参加資格がマッチしていないので、無理に飲み会に参加しないにこしたことはありません。ただし、こうしたマナーは、「幹事や飲食店が小うるさい」というわけではないことは、肝に銘じておきましょう。  気軽に参加したり、キャンセルしたりできる飲み会もあります。冒頭にも言いましたが、人間関係次第です。とはいえ、無理のないスケジュールを立て、調子が悪くなったらすぐに連絡する。そして、キャンセル料を支払うぐらいでいるのは、社会人としての常識でしょう。  もし、自分が会合のキャンセルを繰り返していると思った人は、一度振る舞いを見直してみることをオススメします。知らず知らずのうちに、周りに迷惑をかけ、自分の評判を落としているかもしれませんよ。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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