飲み会のキャンセルは何日前までならOK? 最悪なのは? 知っておきたい大人のマナー
10月1日からGo To Eatが始まり、飲食店を使う際に割安の金券で支払ったり、大きなポイント還元を受けられるようになりました。新型コロナウイルス対策は必要ですが、久しぶりなので飲み会や食事会も行われるようになるでしょう。
そこで、今回は飲み会や食事会をキャンセルする際のマナーについて紹介します。
そもそも、人間関係や利用する店によって大きく状況が変わるので、「頭からこうしないといけない!」というわけではありません。仲が良かったり、信頼関係があれば、問題なく受入れられることもあるでしょう。最近は、新型コロナウイルスの影響で、少しでも体調が悪いなら、参加する方が迷惑をかけることになってしまいます。
ですから、キャンセルが発生してしまうことは仕方がないことなのです。しかし、そこでの対応には気をつけなければいけません。
例えば幹事の立場になってみましょう。多数の人を誘い、参加/不参加を管理するのは手間がかかります。お店にも日時と人数を指定し、予約しています。最近は飲食店もノーショーやドタキャン対策として、キャンセルポリシーを作っています。例えば、「当日キャンセルの場合はコース料金を支払ってもらう」といったものです。
席数の多い大規模チェーン店であれば、特にキャンセルポリシーを用意せず、当日数人の増減くらいは問題なく受入れてくれることもあります。そんなときは、普通にキャンセルできます。
予約人数に増減があるときは、なるべく早く連絡することと、誠意を見せることです。突発的な理由でもない限りは、2日前までには伝えましょう。その際も、キャンセルすることが悪いと思っていないような伝え方は最悪です。多人数の飲み会だとしても、幹事に対して頻繁にキャンセルの連絡をするのもNGです。
またキャンセルの連絡をした際、幹事に文句や嫌みを言われたからと言って、逆ギレしないようにしてください。相手に迷惑をかけているのは自分なのです。
特に気をつけなければいけないのは、有名店や予約困難店での会合の場合です。
普通に連絡して予約が取れない店はたくさんあります。半年待ちなどはざらですし、1年、2年待ちという店も多いです。筆者も、何か月も先の予約を何件も入れています。そこまで面倒なことをしても美味しいから行くのです。
そのような店の多くでは、ドタキャンが利きません。そのため、必ず頭数を揃える必要があります。もし人数が減っても、キャンセル料金が100%発生することも多いです(実際のところ、お店に言って交渉すれば満額取られることはないかもしれません)。
そもそも予約困難店を予約するために、その幹事は並々ならぬ努力をしています。定期的に予約の連絡を入れ、店主に顔をつなぎ、きちんと大きなお金を落としているのです。そして、ドタキャンが飲食店にとってどれだけダメージが大きいかをわかっているので、避けようとします。
こうした予約困難店での会合をキャンセルする場合は、まずは幹事に連絡します。そして、代わりを探していいかどうか聞き、幹事がよければ友人に声をかけてみましょう。有名店であれば、代わりがすぐに見つかることも多いです。
コロナの不安もあるから勇気をもってキャンセルは仕方ないが……
やっぱりキャンセル料は払うべきなのか?
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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