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渋滞中のタクシー運賃。有料道と一般道、得なのはどちらか?

タクシー渋滞

イライラのほとんどは配車アプリで解消できる

 上記のようにタクシーが捕まらない、運賃がどれくらい掛かるか不安、などの疑問に思う点は、『タクシー配車アプリ』が解消してくれる。今、様々な企業が参入する『タクシー配車アプリ』。コロナ禍もあり、新しい生活へとタクシー業界も移行しつつある。  今までのように、道端で手を挙げてタクシーをつかまえるのでもなく、タクシー乗り場で順番待ちする時代ではなくなる。これからは玄関先まで迎えに行き、送り先の入り口まで送る「door to door」が主流となるっていくであろう。

主なタクシー配車アプリ

・GO(旧MOVとJapan taxiが統合) ・Japan taxi (のちにGOへ完全統合) ・DiDi ・フルクル ・S-RIDE  タクシー会社登録数、迎車料金、対応エリア、サービスは、各アプリにより違いがあり、どのアプリを使うかは、利用者の好みと言ってしまえばそれまでだか、目的に応じた選択をした方が良い。上記の事案でみてみれば、天気予報などで予測できる出来る場合やその時間や場所に確実に呼びたい時は、「予約配車」が対応しているアプリを使うことを勧める。雨の日など当日にタクシーが捕まらないことを見越して、前日までに予約すれば当日焦ることもない。

事前運賃確定サービスを使う手も

 また、交通渋滞などでメーターなど気にしたくない、運賃がどのくらい掛かるかを知りたいときは、乗車場所と降車場所を設定し「事前運賃確定サービス」を使うとよい。このサービスは、事前に運賃が確定しているので、交通渋滞にヤキモキすることなくなる。いくら渋滞で時間が掛かろうが心配することはない。一般道でも距離のみの運賃で済む。  主にクレームになりやすい2つの事案のアプリ説明だが、ある程度の不安はアプリが解消してくれる。それぞれサービスには規約など使用上のルールがあるので、使用時の際は確認してもらいたい。  これからはドライバーが乗客を探して無闇に走ることもなく、タクシーを使用する側も路上で手を挙げることもなくタクシーに乗るようになる。無駄な時間と労力が省かれる時代へと突入していくが、その無駄の中に生まれるドラマも省かれると思うと寂しさも残る。<文/二階堂運人>
物流ライター。ライター業の傍らタクシードライバーとして東京23区内を走り回り、さまざまな人との出会いの中から、世の中の動向や世間のつぶやきなど情報収集し発信する。また、最大手宅配会社に長年宅配ドライバーとして勤務した経験とネットワークを活かし、大手経済誌のWEB版などで宅配関連の記事も執筆する。タクシー・宅配業界の現場視点から、「物」・「人」・「運ぶ」・「届ける」をそれぞれハード(荷物・人)だけではなく、ソフト(心と気持ち)の面を中心に記事を執筆中。ブログ「吾は巷のインタビュアー!」
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