アパートで大麻草を“栽培”した男たちの法廷劇<薬物裁判556日傍聴記>
―[薬物裁判556日傍聴記]―
俳優の伊勢谷友介氏が大麻取締法違反(所持)で逮捕・起訴されて以降、メディアで「大麻」の二文字をよく目にする。556日間薬物事案の裁判を傍聴した斉藤総一さんの記録から今回紹介するのも「大麻所持」で逮捕・起訴された内装業を営む自営業・井上功一という男性の裁判だ。伊勢谷氏は自宅アパートで7.8gを所持していたとのことだが、こちらは大麻17株を栽培したうえに、76gを所持。共犯者とみられる友人の北村拓也と共謀し、大麻草を栽培し、大量の乾燥大麻を所持していた。果たしてどんな人間なのか。共犯者の法廷と合わせ、2度に分けて見ていきたい。
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※プライバシー保護の観点から氏名や住所などはすべて変更しております。
大麻76gを所持していた男
父親は大麻の存在に気づいていた?
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自然食品の営業マン。妻と子と暮らす、ごく普通の36歳。温泉めぐりの趣味が高じて、アイスランドに行くほど凝り性の一面を持つ。ある日、寝耳に水のガサ入れを受けてから一念発起し、営業を言い訳に全国津々浦々の裁判所に薬物事案の裁判に計556日通いつめ、法廷劇の模様全文を書き残す
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