友達へのプレゼントに大麻を密輸したベトナム人学生<薬物裁判556日傍聴記>
―[薬物裁判556日傍聴記]―
インバウンドや外国人留学生が爆発的に増えた……というのも今は昔。吹き荒れるコロナウィルスの猛威でインバウンド景気も打ち止め。まったく世の中どう転ぶかわからないものだ。薬物事案の裁判を556日に渡り傍聴し、その法廷劇の全文を書き起こした斉藤総一さんの手記、今回紹介する被告人は19歳の経ベトナム人留学生だ。
彼の容疑は大麻の密輸だが、法廷での態度からは欧米圏の大麻への認識と日本の大麻への認識のどちらにも当てはまらない、また別種の価値観が垣間見える。これまでとは読み味が違う裁判傍聴記となった。
***
※プライバシー保護の観点から氏名や住所などはすべて変更しております。
友達へのプレゼントに大麻を密輸したベトナム人学生

1
2
自然食品の営業マン。妻と子と暮らす、ごく普通の36歳。温泉めぐりの趣味が高じて、アイスランドに行くほど凝り性の一面を持つ。ある日、寝耳に水のガサ入れを受けてから一念発起し、営業を言い訳に全国津々浦々の裁判所に薬物事案の裁判に計556日通いつめ、法廷劇の模様全文を書き残す
記事一覧へ
記事一覧へ
斉藤さんのnoteでは裁判傍聴記の全文を公開中。
note(https://note.com/so1saito/n/n15925651fcbb)
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
リストカット、OD…トー横に通う少女たちの深刻な“依存症”。「どうしようもなく襲ってくる不安感を静めたくて」
睡眠薬を求めて病院をハシゴし、ブラックリスト入りする人も…医薬品に依存する心の闇とは
「10~15錠で幻覚が」過剰摂取すると危ない処方薬5選。市川猿之助事件で使われた睡眠薬も
精神科への入退院48回、服役生活3年間…自暴自棄だった青年が“人のために生きる”ようになるまで
「何が入っているか知らずに配り回っている人も」大麻の“手押し”をする男が語った闇バイトの実情
この記者は、他にもこんな記事を書いています