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マジカル・パンチライン、5年間の思いと新体制後を語りつくす<ノーカット版>

全力を出した5年間

――5年間の振り返りについて、次は浅野さんお願いします。 浅野:一言でいうなら「こんなに全力を出したことないな」と思える5年間だったと思います。どうやったらグループがよくなるかなって考え続けて、怒るためには自分ができてないとって思いながら、でも言わないと直らない。そうやって常に“どうやったらマジパンがよくなるのか”を考え続けた5年間でしたね。 グループに入る前は部活を頑張ってたけど、全然違う体験でした。部活では与えられたメニューをやればいいだけだったけど、マジパンでは部活で言うコーチの部分も自分たちでやっていたから、すごく頭を使わないといけなくて。 特に4人だけだった時代はボイトレの先生もいないし、5人だった歌割りが4人になって、でも上手くならないといけない。私は資料を漁って、YouTubeを見て、事務所でみんな一緒にボイトレをやってた時期がありましたね。 清水:滑舌を良くする練習もしてたよね。あれ、意味あったのかな? 浅野:わかんない(笑)。でも、ひまわりの言う通り、そういう苦労も思い出に変わるんだなって。当時はツラかったけど、今こうやって笑顔で語れるのは、ちゃんと頑張ったからだと思います。 ひまわりと同じで、最初の頃はファンの皆さんがお話しにきてくれることに金銭が発生しているという事実に頭が回ってなかったなって感じますね。そこに気づいてからは、1秒でも多くしっかり会話したいと工夫するようになって……。うん、成長しましたね、ひまわリーナも私も。 いろんな方とお会いできて、純粋に、すごく楽しかったです。特典会に来てくれた人の中には、結婚した人もいたし、皆さんさまざまな人生を歩んでいて。すごい個人情報を言ってくれるので、だんだん占いの館の母をやってる気分になったこともあります(笑)。たくさんお話することで、トーク力も磨けたし、そのおかげで仕事をいただけたこともある。“支え”ってこういうことなんだなって、強く思います。

卒業後の目標は?

――卒業後はどんなことをやりたいと思っているのか、まずは小山さん。 小山:アイドルになる前から、モデルのお仕事をしたいと思っていました。これからはモデルのお仕事はもちろん、その他にも演技のお仕事をやってみたいです。ランウェイを歩いたり、個人的に学園モノのドラマや映画が好きなので、そういう作品にも出てみたいです。 清水:私は自分で目標設定をしたことが一度もなくて、いままでの仕事でも、みんなで決めたから私も一緒に目指す、みたいなところがあったんですね。大学に行くと決めたんですけど、それも先生から「学部を決めて」って言われて、勧められた学校に面白そうな学部があったからなんです。 「メディア学」って面白そう!と思っただけで、その先に何がしたいかは全然決まってないんですけど。それが私のキャラというか、マイペースでまったり、直感を大事に生きていこうと思ってます。「私は元マジパンやで。私には(応援してくれてた)オタクがおるんやで」って大きな気持ちでいたいですね。とりあえずの目標は来年も生きることです。 浅野:私の大きな目標は、“表現者”になることです。いまはリポーターのお仕事をいただく機会が多くて、これも言葉で表現することですよね。もちろんお芝居もどんどんやっていきたいし、いま考えてみると、アイドルの活動って、お芝居に近い部分もあると思うんですよ。 楽曲のイメージに合わせて表情も声色も変える。きっと演技に繋がる部分もあるはずだから、アイドルをやったことは自分の力になっていると思います。とはいえ、脚本の読解やいろんな部分で足りないものがたくさんあるので、しっかり詰めて、チャンスをいただいたときに力を発揮できるように勉強します。勉強といえば、大学の授業もちゃんと受けようと思います。 ――浅野さんは、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが常々「女子アナに向いている」と言われていましたが、その道に進む可能性は? 浅野:友だちのお父さんたちから「女子アナに向いてる、なってほしい」って言われるんですけど(笑)。いまのところは考えてないですね。もしかすると、急に心変わりして受験するかもしれないけど、そのときどきにやりたいことをどんどんチャレンジしていきたいと思ってます。
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新メンバーから先輩に向けて
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