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マジカル・パンチライン、5年間の思いと新体制後を語りつくす<ノーカット版>

どんどん寂しさが募ってくる

――11月3日が近づくにつれて、どんどん寂しさが募っていきますね。 沖口:いや、もう今の時点で寂しいです。 清水:最近、寂しいからか、ブドウを食べに行こうって連絡がめっちゃ来る。 沖口:それは単に食べたいから。でも寂しいのは本当。最初に話していたような、「FMホールでこういうことがあって」みたいな思い出を話せる人が一気にいなくなっちゃう寂しさもあるし。 ライブしてても、杏ちゃんが頭サビを歌ってる姿、リーナが落ちサビを歌ってる姿を見て、ひまわりと目を合わせてパフォーマンスしながら、“これを見れるのはあとちょっとだけなんだな”って思い始めると、すごく寂しい気持ちになる。 でも、この3人がいてくれたマジパンだかこそ私は続けたいと思えたので。マジパンを最初から見ている人間として歴史を背負いながら、新しい部分も見つけていきたいなと思います。 ――ではなにか言い残したことはありますか? 清水:私、沖口さんに言いたいことがある! 絶対、いろいろ背負い過ぎて病むと思うから、なにか聞いてほしいことがあるときは、焼き肉食べにいかん? 沖口:焼き肉、連れて行ってくれるん……? 清水:行く行く。おごる、おごる。 小山:いや、自腹でお願いします(笑)。 浅野:それ、ただ焼き肉食べにいきたいだけやん。 小山:私が思うのは、卒業してもマジパンは続いていくので、新メンバーにもこの“マジパン愛”をつなぎつなぎしてもらって、素敵なグループになってほしいなと思います。 ――ちなみに、先輩として後輩二人になにかアドバイスはありますか? 小山:えっと、悠華と優良里が入ってきたとき、それまでは私が最年少だったので、“私、これからなにすればいいんだろう?”とめっちゃ思っていました。正直、最年少をとられたのがめっちゃ嫌だった(笑) 一同:(爆笑) 浅野:正直、めっちゃ顔に出てたよ(笑)。 小山:めっちゃ嫌だったー!(笑) 沖口:かわいい、かわいいってされてたもんね。 小山:そうだったのに、急にもっと年下が入ってきて、どうしようって。でも、成長するにつれて自分が先輩だって自覚も芽生えたから、そのうちたぶん、大丈夫だと思う! 浅野:急なぶっちゃけでしたね。私からは、グループとはいえ、それぞれ個人を確立していってほしいです。それぞれの育ちやキャラクターを含めて個性になるし。アイドルはキャラがいちばん大事なので、変につくらないでありのままでやってほしい。 今は私たちが担当してる部分もこの3人に振り分けられると思うけど、曲をどう表現するかは自分の好み。いままでの雰囲気を追うよりも、それぞれで新しい表現をして、ファンのみなさんが見たときに「前と全然違う」って思われるほうが素敵だと思うんです。歌い方、踊り方、表情を含めいまとは違うステージを期待してます。 沖口:いいこと言うわ~。でも、ひとつだけ受け継ぎたいところがあって、『Melty Kiss』でひまわりが「ヘイ!ヘイ!」って言うパートは悠華にやってほしい。二代目ヘイヘイマン! 清水:(超低音で)ヘイ!ヘイ!とか。 沖口:『Melty Kiss』の世界観が崩れる! 浅野:でもそのくらい凝り固まらずに、自由にやってほしい。自分たちで提案して、“ステージに出る”じゃなくて“ステージを作る”感覚でやってほしいなと思います。 取材・文/森ユースケ 撮影/鈴木ゴータ
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