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マジカル・パンチライン、5年間の思いと新体制後を語りつくす<ノーカット版>

マジパンの“熱さ”

――吉澤さん、吉田さんは入ったばかりの頃を振り返ると、どんな気持ちでしたか? 吉田:最初はテレビで乃木坂46さんを見て、楽しそうだなとしか思ってなかったんですけど。入ってみたら目の前のことに必死で、とにかく「全力で、笑顔で、頑張ろう」と思ってやってきて。徐々に意識が変わってきている気がします。 吉澤:私にとってマジパンは憧れの存在で、事務所で見かけるたびにキラキラしてるって思ってたから、加入したときは「私もキラキラした存在になれるかな」って思ってました。でも、入ってみたらアイドルの見方が変わって、目線を高くしてこんなにたくさん努力してるからキラキラしてたんだなっていうのがわかったんです。 ――そういった経験を、今後は後輩にも伝えていくわけですね。沖口さんから見て、グループに大切な“熱さ”を二人とも共有できていますか? 沖口:最初の振り入れからずっと見てきましたけど、ダンス経験がないのにたくさんの曲を頑張って覚えてきて。私たちがすでに覚えてる曲の分だけ、追いつかないといけないからすごく大変な状況だったと思うんですね。私も1年目のときは「もうできないよ!」って思ったことが何度もありましたし。 でも、そこで心が折れずに今も頑張っていて、この先もマジパンを続けたいと言ってくれるとは正直、思っていなかったんです。だから、スタッフさんから「この二人は続けたいって言ってるよ」って聞いたときは本当に嬉しかったし、二人も熱い気持ちで向き合ってくれてたんだと、改めて実感しました。 いままでは、後輩として「教えてあげる」という姿勢で関わってきたけど、この二人なら形式上は私が先輩だけど、ある意味対等な立場同士、いろんなことをどんどん任せていける。私も支えつつ、二人にもっと頼ってやっていけるなと思ってます。 吉澤:(小さくガッツポーズ) 清水:あはは(笑)。悠華がなんかしてる。 沖口:「吉澤、こぶし」って入れといてください。 浅野:やるぞ!ってことだよね? ――マジパンの“熱さ”について、例えばどんな方向への熱さを求めているのでしょうか? 沖口:いまのマジパンって、歌やライブ、特典会のトークなど、いろんな方向への熱さを持っていると思っていて。そのいろんな熱さが集まってのマジパンなんです。 でも最初から私たちがそれを持っていたかというと、そんなことはなかった。なにをやればいいのかわからず、ただ「アイドルを頑張るぞ」とやっていくうちに、あ、ここは私ができるかもという部分が少しずつ見つかっていって、今の形が成り立っていったから。 根本の「アイドルを頑張るぞ」って気持ちさえあれば、入ってからそれぞれの強み気持ちを入れやすいことを見つけてもらえたらいいと思います。最初から無理にキャラを作っても、自分に合わなくてしんどくなっちゃうこともあるだろうし。 実際、私も最初は面白さで頑張りたいと思ってたけど、途中からはひまわリーナのほうが爆発力があるし、杏ちゃんのほうがスラスラしゃべってる…って気づいたので。 最初からガチガチにキャラクターを固めるよりも、マジパンに入って、自分に合う熱く取り組めるものを伸び伸びと見つけていってほしいです。私たちも手伝いつつ、一緒に見つけられたらいいなと思ってます。

相談事は焼肉食べながら(笑)

――では最後に、見送る側と見送られる側のそれぞれで、「寂しい」という率直な気持ちを伝えあってください! 浅野:今のリーダーの話を聞いてたら、やっぱり寂しいですね。別にみんなを置きざりにしようと思って辞めるわけではないので…(少し涙ぐみながら)。そこは誤解されたくないな。 吉澤:その先輩の思いを背負って、私が…。 浅野:追い出すんだもんね(笑)。 吉澤:追い出さない! 思いを背負って、背中を押します! 追い出すなら、こんなに涙出てこないですよ…。これから写真撮りたいのに、メイク崩れちゃった。 浅野:本当、悠華はいいキャラしてるよね。
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どんどん寂しさが募ってくる
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