仕事

公務員が副業? さいたま市役所職員が“越境”するワケ

朝活やワークショップの活動も

 現在、島田さんは本業の傍ら、本業以外の活動や副業を推奨するNPO法人「二枚目の名刺」の活動や、働く人たちのコミュニティ「つきのとかげ」を創設して朝活やワークショップ、勉強会など精力的に行っている。ほかに執筆活動や講演なども。無償活動が中心で、副業の収入は年間10万円にも満たない。 「副業は、本業だけでは得られない技術や知識、人脈など非金銭的な資産を蓄積できます。私はもともと科学技師として入庁しましたが、担当したのが技師としてというより政策企画系の業務ばかり。 『このまま自分のキャリアを人任せにしていいのか』と思ったことがきっかけで、職場から”越境”して多様な活動の中で能力を得たり、人脈を構築するなど考え始めました。  もちろん越境だけが成長できる術とは限りません。重要なのは自ら主体的に行動し、自分も市民も幸せにできるように生涯成長し続けることが大切だと思います」 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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