更新日:2021年07月12日 11:31
エンタメ

可愛すぎる女芸人「おかもとまり」の今。離婚、精神病院入院を乗り越えて

芸人を辞めた真相

 順風満帆に思えた芸能生活。だが、次第に“自分のやりたいこと”と“世間の自分に対するニーズ”のギャップに悩むようになったとおかもとさんは言う。 「映画の制作やメイク・コスメの仕事がやりたかったのですが、“おかもとまり=ものまね芸人”というイメージが大きくなりすぎて……。他のことが出来ないぐらいに増えすぎてしまったんです。  お仕事がたくさんいただけるのは非常にありがたいことなのですが、この頃は、新ネタをつくったり、バラエティ番組でお話したりすることが苦しくなっていた。もちろん、芸人さんを尊敬していました。ですが、私としては芸人さんの仕事が、本来やりたいことのネックになっているんじゃないかと葛藤するようになったんです」  事務所に所属していた当時から、コスメのプロデュースや写真展など個人でも仕事をしていた彼女。漠然と“30歳前には独立したい”と考えていたという。そして、結婚を機にフリーランスとなる。 「太田プロには、社長のおかげで今でも感謝しています。私の意志を尊重してくれて、本当に円満退社でした。でも、結婚後は本当にいろいろありました(笑)」  結局、心労が重なり、2年で離婚に至ったというおかもとさん。今の明るい姿からは想像もつかないが、離婚当初は精神病院に入院していたという。

精神病院に入院して得た“気付き”

おかもとまり「離婚届を渡して、溜まっていたものが溢れ出て……。死にたくなってしまい、精神病院に入院していました。でも、その時の記憶って不思議とないんですよ」  入院当初は「失望感でいっぱいだった」と当時を振り返り「何よりも子どもに会えないことがツラかった」と話す。一方、そんな3か月間に渡る入院生活が自分自身を強くしたという。 「死にたくなってしまった理由はいろいろありましたが、“死んだら何がツラかったのか気づいてくれるかな”ってことを期待して、それを求めすぎたからツラかったんだなって。入院中に毎日息子を想って、息子の絵を書いて、気がついたんです。“求める愛はしんどいけど、与える愛は幸せだな”って」  おかもとさんは退院を目指しながら、自分の経験をもとに悩んでいる人を少しでも救いたいと、アニメの原作を考えたり、企画を練ったりしていたという。 「本当は精神病院に入院していたことも公表するか悩んでいました。正直、恥ずかしいとさえ思ってしまったこともあります。でも、隠していたらコンプレックスになっちゃうけど、死にたかった自分を発信したら、それが個性に変わるんじゃないかなって、前向きに考えたんです。恥ずかしくなくなれば、とても生きやすくなる」
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「人生が早送りでした」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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タイトル:『ウシガエルは、もうカエル。』

原案・企画・宣伝:おかもとまり
脚本:石田明(NON STYLE)
出演:中川翔子、恋香楼(こころ)、冨田佳輔、斎藤工
プロデューサー:松倉友ニ
制作:J.C.STAFF

Instagram@usigaerukun
YouTubehttps://www.youtube.com/channel/UC6VKbZoR9aeZZj5ZHr5nu2A
※12月1日(火)よりYouTube「ウシガエルくんチャンネル」にて動画配信スタート。12月20日(金)本編公開予定!
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