更新日:2020年12月19日 13:40
エンタメ

ついに決着「M-1グランプリ」決勝進出9組へ元ファイナリストが魂のエール

見取り図(吉本興業)

※3年連続
見取り図

見取り図

 ツッコミ担当盛山晋太郎、ボケ担当リリーからなる吉本興業所属のコンビである。  2018年大会、初めての決勝進出が決まった瞬間、大泣きしていた彼らが今では決勝常連コンビとして新参者を迎え撃つ。  連続出場というのは「変化」を求められるので非常に難しいのだが、メリハリのあるリリー君のボケと才気あふれるワードセンスでハイテンションな盛山君のツッコみという最高の魅力を残しつつ年々進化させてきた漫才は見るものすべてを唸らせるだろう。  2018大会は9位、前回大会は4ランクアップの5位ときている。今回4ランクアップということは……行け!

錦鯉(SMA)

※初出場
錦鯉

錦鯉

 ツッコミ担当渡辺隆、ボケ担当長谷川雅紀からなるソニー・ミュージックアーティスツ所属のコンビである。  M-1史上最年長49歳でファイナリスの座を射止めた雅紀さんは他のどのコンビよりも馬鹿で愛くるしくて面白い。そんな雅紀さんを渡辺君は切れ味鋭くツッコみ倒す。最高のコンビなのだ。  昨今、テレビ業界は「お笑い第七世代」ブームであり、若き実力派コンビが新風を巻き起こしている。例にもれず、M-1グランプリも「霜降り明星」の優勝、今大会最年少の「東京ホテイソン」たける君は25歳であり、父親が雅紀さんと同じ歳だという。  錦鯉は「親父の威厳」を見せられるのか? それとも「オヤジ狩り」にあうのか? そんなムードも雅紀さんはどこ吹く風。舞台に登場して観客に大きく手を振る49歳。見逃すな!
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M-1の借りはM-1で返すほかない!
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1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子

芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)

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