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ついに決着「M-1グランプリ」決勝進出9組へ元ファイナリストが魂のエール

ウエストランド(タイタン)

※初出場 東京ホテイソン ツッコミ担当井口浩之、ボケ担当河本太からなるタイタン所属のコンビである。昨年、ぺこぱが「誰も傷つけない漫才」を披露し大ブレイクを果たしたが、今年はそのぺこぱを準決勝においやり、「誰かを傷つける漫才」を披露したウエストランドが初の決勝進出だ。  彼らの漫才は喋る割合は「井口君9:河本君1」というくらい157cmの小柄な井口君は喋り怒りツッコむのだ。本人曰く今までいいことがなかったという人生。不平不満を言霊にし、漫才にぶつける。ワードセンスも抜群で必ず観客の胸に届くだろう。  ここまで書いてみて不平不満が最大の魅力のウエストランドがM-1グランプリ優勝という幸福を手に入れたときに魅力が大幅になくなるのではないかと不安になるが、それでも彼らは見つけるだろう。  俺には見える。井口君が「今までの優勝者と扱いが違うだろう!」という光景が。怒り叫べ! <文/ユウキロック 撮影/山川修一>
1972年、大阪府生まれ。1992年、11期生としてNSC大阪校に入校。主な同期に「中川家」、ケンドーコバヤシ、たむらけんじ、陣内智則らがいる。NSC在学中にケンドーコバヤシと「松口VS小林」を結成。1995年に解散後、大上邦博と「ハリガネロック」を結成、「ABCお笑い新人グランプリ」など賞レースを席巻。その後も「第1回M-1グランプリ」準優勝、「第4回爆笑オンエアバトル チャンピオン大会」優勝などの実績を重ねるが、2014年にコンビを解散。著書『芸人迷子

芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト(http://www.fusosha.co.jp/special/geininmaigo/)
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