吉田：改めてランキングを見て思うのは、世間は本当にスキャンダルに敏感だということ。その点、さんまさんって、あのポジションにいながらスキャンダルがほとんどないんですよね。あっても基本的にセクシー女優によるハニートラップだっていう（笑）。共演者に手を出したという話は本当に出てこなくて、そのへんが反発を買わない理由だと思います。 福山：会社員の方でも、同じ社内の女のコに手を出すのは相当キツいことですよね。 吉田：さんまさんは若いときにいろいろやっちゃって、そういう相手と番組で共演したときにやりづらいな、となってやめたみたいですけどね。 福山：坂上さんはバッシングも含めて全部引き受けていると気概を感じます。そういう役割をやりきっているからこそ、どれだけ叩かれたとしても坂上さんのほうが上にいる感じがします。叩く側とは「覚悟」が違うというか。 吉田：僕の友人が「坂上忍は役者として『みのもんた』を演じているだけだ」って言ってましたね。 福山：ランキング全体でほかに気になるというと、僕は菅さん。実はずっと前から総理の席を狙ってらっしゃったのか？　気になりますね。 吉田：「令和おじさん」くらいから流れが変わりましたよね。 ＝＝＝＝＝ ＜’20年に株を上げた男＞ 1位　菅 義偉　30票 2位　岡村隆史（ナインティナイン）25票 3位　児嶋一哉（アンジャッシュ）19票 4位　吉村洋文　17票 5位　河野太郎　15票 【次点】藤井聡太、久保建英、安倍晋三 【関連記事】⇒好きな政治家・嫌いな政治家ランキング2020。ともに1位の政治家は？ ＜’20年に一番めでたかった男＞ 1位 岡村隆史（ナインティナイン）113票 2位 菅 義偉 30票 3位 山里亮太（南海キャンディーズ）24票 4位 藤井聡太 23票 5位 DAIGO 10票 【次点】ぺこぱ、ミルクボーイ、ジョー・バイデン ＝＝＝＝＝ 福山：「一番めでたかった男」の1位が岡村さんなのは納得ですね。ランキングを見て思いますが“何ができるか”ではなく、“ちゃんと面白くしゃべれる人”というのが今は求められている気がします。 吉田：そういうわけなのか、お笑い第七世代の人たちも多くランクインしましたし。 ＝＝＝＝＝ ＜ぴえんを使ってそうな男＞ 1位 兼近大樹（EXIT）51票 2位 りゅうちぇる　44票 3位 クロちゃん（安田大サーカス）30票 4位 藤森慎吾（オリエンタルラジオ）15票 5位 シュウペイ（ぺこぱ）14票 【次点】明石家さんま、井上裕介（NON STYLE）、手越祐也、岡村隆史（ナインティナイン） 【関連記事】⇒抱かれたくない男TOP5　3位にクロちゃん、圧倒的1位は？ ＝＝＝＝＝ 福山：あとは嘘がないことでしょうか。トークとして面白い嘘はいいけど、まずい嘘をつくと世間に嫌われてしまう。 吉田：好きな男1位のさんまさんは話を盛りまくる男ですけどね。 【福山雅治】 ’69年、長崎県生まれ。ミュージシャン、俳優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。最新オリジナルアルバム『AKIRA』発売中。12月27日には初のオンラインライブを開催した 【吉田 豪】 ’70年、東京都生まれ。プロインタビュアー＆プロ書評家。ネット配信番組『猫舌SHOWROOM』にて毎週火曜日「豪の部屋」配信中。近著に『超・人間コク宝』（コアマガジン） ＜取材・文／週刊SPA！編集部＞