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SKE48・松井珠理奈がMV撮影現場で語った本音

卒業してもファンの方とコミュニケーションを取っていきたい

――リップシーンの撮影では、納得いくまで終わらせなかったので、かなり長めでした。どんな場面でも全力でやる姿勢を背中で見せたのかなと感じました。それとも、自分のなかでは普通のことという感じですか? 松井 そうですね。リップシーンも含め、何かを表現するときは外から自分を見た姿も想像しながらやってるんです。バチーンと決まるときと、ちょっと不安なときがあって、自分がどう映ってるかも大体わかるから、テイクを重ねるたびに「もうちょっとカッコよくできたかな」と思って何度もやり直してました。 周りの人たちは「もう今のでよかったんじゃない?」と思うかもしれないけど、自分ではもっとできるなと感じることがこの撮影では多かったですね。 ――セントレア空港のスカイデッキで撮影したソロのシーンでは、冗談めかして「ヤバい、泣いちゃうかも」と言っていましたが、最後のシングルMVという実感が湧いたのでしょうか。 松井 実感、湧きましたね。カメラに背を向けて歩いていって振り返るシーンでは、歩いてる時に「うっ」てなりました。ちょっとヤバかった。我慢しましたけど。もしあそこで目の前にメンバー全員がいたら、泣いてたかもしれない。明るい曲だし卒業がテーマでもないし、撮影中もわいわい楽しかったから、そういう気持ちになったのは唯一あのシーンだけです。

グループ卒業後のモチベーションは?

――卒業ライブなど、他のメンバーに関することでは泣く姿を見るけど、自分のことではあんまり泣かないイメージがあります。 松井 そうかも! 人のことは感情移入してよく泣くけど、自分のことではあんまり泣けないタイプです。基本的に、原動力、活動の源は自分がどうこうのモチベーションより、ファンの方や周りのメンバーだったりするので。例えば昔AKB48と兼任になったときも、自分が有名になりたいとかじゃなくて、SKE48を広めるために頑張ろうと思ってたみたいに。 ――だとすると、グループ卒業後にモチベーションを保つのが難しそうです。 松井 そうですね。これからは、誰かのために頑張るっていうより、自分の好奇心を最大限に出していくのがいいかなって思ってます。新しい世界に飛び込むのは好きなので。今は基本的に日本で活動してるけど、今後はいつか海外にも行けるようになりたい。新しい扉を開いていくことを楽しんでいきたいです。 今はSNSを通じて海外にも発信できるから、最近YouTubeを始めました。SNSのフォロワーのインサイトを見たら、実はタイとインドネシアのファンの方がすごく多くて、二つの国を足すと日本より多いくらいなんです。 まだ状況的に難しいけど、いずれはいろんな場所に会いに行きたいと思います。今までは実際に会える機会が少なかったけど、一人になったらフットワークが軽くなって、行きやすくなると思うので。
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グローバルに挑戦していきたい
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