1万円のウイスキーが25万円。投資対象としてみた「お酒」の商品価値とは
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。普段、高級腕時計をお得に楽しむとことを実践している私ですが、今回お伝えするのは、『高級なお酒』についてであります。
実は私、近頃、「ウイスキーを買った値段よりも高く売る」ということに成功したのですが、そういった相場観をもとに、今回は「飲み頃のお酒」を紹介したいと思います。
ちなみに、私が高く売ることに成功したのは、メルシャン軽井沢ビンテージ1986年と、サントリー響21年の2本です。どちらも2006年頃に購入したのですが、当時の購入額は、軽井沢ビンテージが1万円程度、響21年は2万3000円ぐらいでした。
2006年当時では、デパートや家電量販店といったお店で、ごく普通に売られていたこの2本ですが、今となっては、どちらも10万円以上という価格帯で取引されているのです。
私が売却した額は、軽井沢ビンテージが約25万円、響21年が約11万円。ですから、両方あわせて30万円以上の売却益を得ることができたのです。さて、ここで重要なのが、2006年当時のお酒事情。最近では、ウイスキーへの注目が高まっているのは「当たり前」という感覚がありますが、実はこの当時、ウイスキー人気は低かったのです。
2006年頃に人気があったお酒
2006年頃のウイスキー相場
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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