“超極上車”に仕上げた中古ベンツの「5年間にかけた整備費」を算出。月の支払額は新車ミニバンと“ほぼ同額”に
―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―
腕時計投資家の斉藤由貴生です。
私は、昔からモノを買うときに、必ず残価率を考えているのですが、そうすることによって「高いモノ」を買っても「実は大丈夫」ということに気づきます。現在世の中で当たり前になっているとはいえ、クルマなどはその最たる例。残価設定ローンという買い方はメジャーだといえます。
残価設定ローンは、将来の価値を算出して、月々の支払額を減らすといった内容。「購入額-将来の価値=実際の支払額」とすれば、月々の支払いを減らせるわけで、より高級なクルマに乗ることが可能なわけです。
そして私は、「購入額-将来の価値=実際の支払額」という考え方をありとあらゆることに実施。特に腕時計の場合、実際の支払額がプラス、つまり儲けになるということを狙ったりしています。
そんな私でありますが、この5年、「残価」ということ以外の買い方を実験してきました。というのも、腕時計とは違い、クルマを買う場合に「残価を気にする」ということを重視していると、買える車種が限られてしまうからです。私は、もっと自由に自分が好きなクルマを買って楽しみたいため、どうすればいいか、と考えた次第であります。
残価と同様に検討したい維持費
W140を惜しげもなく整備してみた結果
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1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
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『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう |
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