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家を失った借金500万円男。20万円を握りしめて向かった先は

安宿のベッドの上でニヤニヤと

 これから家のない刺激的な生活が始まる……と思っていたが、現場から帰ってくるとまた外に出る気力は残っておらず、まだ金がある余裕から延泊した。そして3日ほど泊まった後にもう一度スーツケースを持って場所を移動することになるが、今日までの3週間で外で夜を明かしたのは数回も無かった。  さっきも「家が無い俺ってやべー」とSNSに書き込んだが、普通に安ホテルのベッドの上でだらしない腹をエアコンの風に当てながら、ネットの反応を見てはニヤニヤしていた。

まだ大丈夫……

 何を言いたかったかというと、「旅は若いうちに行け」というのはマジな話で、「若いうち」とはせいぜい23歳くらいまでだということだ。この歳になってから浮かんだ憂いや悲しみ、決意は酒のつまみ以上の役割を果たさない。  次に賃貸契約を結ぶ時は、更新前に引越し先の契約まで済ませようと思う。  まだ10万近く持っているので、とりあえずホームレスだけど全然大丈夫です。 〈文/犬〉
フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。 Twitter→@slave_of_girls note→ギャンブル依存症 Youtube→賭博狂の詩
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