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ダイエットは男性ホルモン低下の原因に!医師が警鐘

「更年期障害=女性特有」の症状と安易に考えるのは、非常に危険! 男性も発症するうえ、症状に気づきにくいぶん重症化しやすい側面さえある。長引く自粛生活で誰しもストレスを抱えているなか、着実に忍び寄る男性更年期障害の実態とは? 今回は「ダイエット」について考える。

痩せるためのダイエットは男性ホルモン低下の原因に!

それ、更年期かも? コロナ禍によるテレワークで体重が増え、ダイエット中の人も少なくないはず。だが、「糖質オフなどの無理なダイエットは、男性更年期障害を引き起こす」と、精神科医の和田秀樹氏は警鐘を鳴らす。 「男性ホルモン低下の大きな要因は、粗食です。肉類に含まれるコレステロールや炭水化物に含まれる糖質は、男性ホルモンを作るのに必要な栄養素なのに、糖質オフなど過激なダイエットをした結果、男性ホルモンが減り、困っている人も増えています」  メタボリック症候群の人はテストステロン値が低めの傾向もあるため、太りすぎは禁物だ。だが、ガリガリ体形よりは小太りのほうが、更年期リスクは減るという。

極端な食事制限より運動を

「同じダイエットでも、極端な食事制限よりも、運動をするほうがいい。とはいえ、男性ホルモン分泌のためには、通勤がなくなった分の毎日30分から1時間ほど歩くだけでも、十分効果は期待できます」(和田氏)  男を上げるなら、減量より、正常なホルモン分泌を心がけよう。 それ、更年期かも?
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薬やホルモン注射は解決策になる?
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