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頑張りすぎは脳のパフォーマンスを下げる。やめるべき3つのこと

頑張りに報いる余力がもはや日本社会にはない

頑張らないで生きる 中高年うつの増加や家庭崩壊、過労死、収入減、突然のポストオフや早期退職、リストラなど、頑張りすぎて心身ともにダメージを負ったり、いくら頑張っても報われない状況が常態化して久しい日本のサラリーマン。  産業心理コンサルタントの舟木彩乃氏は、そんな現状をこう分析する。 「終身雇用や年功序列が定着し、かつては『頑張る』ことで得られる成果がわかりやすい時代でした。しかし今は、頑張っていい会社に入り、人並みに頑張れば安泰という、これまで当たり前だったことがそうではなくなった。多くの人が頑張る目的の迷子になっている状態だと言えるでしょう」  ただ頑張ることでなんとかできた時代は遠い過去の話なのだ。 「先行きが不透明になってくると、頑張ることへの意味づけがしにくくなる。会社をよりどころに頑張っている人は、いつも会社ごと崩れ落ちる不安と共にあります」  では、頑張りすぎることはなぜいけないのか。それが脳に与える影響のメカニズムをひも解く。

思考や判断を司るワーキングメモリの容量に余力があることが重要

 努力、根性……「頑張ること」が長く美徳とされてきた日本。だが、「頑張りすぎは脳のパフォーマンスを下げて報われない」と話すのは、学習コンサルタントで脳科学に詳しい宇都出雅巳氏だ。 「脳には一時的に情報を蓄えるワーキングメモリと呼ばれる機能があり、思考や判断を担っています。実は、このメモリ容量がとても少ないんです。『あれもこれも』と無理に頑張ったところで、メモリはすぐにいっぱいになってしまいます。  そうなると、本来使うべき思考や判断にワーキングメモリが使えなくなり、かえって効率が悪くなります。このため、できるだけ余計な頑張りを減らし、脳に余裕を与えるほうが、高い成果を上げることができるのです」 頑張らないで生きる
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もっと柔軟な頑張り方をするべき
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