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「すかいらーくHD」の業績がやばい。外食の中でも打撃が大きい理由

業績回復はワクチン接種率次第か

ワクチン 規模拡大に伴い、すかいらーくの株価は上昇していましたが、コロナ禍で下落に転じました。2017年12月末時点の1600円台から、2019年12月には2100円台まで伸びたものの、2020年4月には1400円台まで急落。その後も思うように業績が回復しなかったためか、長期では横ばいとなっており、現在(7月5日時点)でも1500円台を推移しています。  今後、デリバリー・テイクアウト路線を拡大しつつ、事業強化を図るとしていますが、やはり肝心なのは来客数をいかに増やすかでしょう。同社は決算説明資料で、アメリカの例を挙げ、ワクチン接種率が20%を超えたところで外食産業が回復すると報告。しかし、これに習うならば日本はまだ回復水準に至っていませんから、下期まで待たなければならないでしょう。  なお、みずほ銀行などの各金融機関と2024年までの融資枠契約を結んでおり、資金面での心配はないと見られます。 <TEXT/経済ライター 山口伸> ※bizSPA!フレッシュより
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