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夏になると遊びたくなるファミコン4選。あなたの思い出の“夏カセット”は

『けっきょく南極大冒険』

コナミ/1985年
けっきょく南極大冒険

かわいいペンギンが南極一周に挑戦する『けっきょく南極大冒険』

 暑い夏はゲームでも涼しくなりたいもの。『けっきょく南極大冒険』は、MSX発のアクションゲーム。スケートの上手いペンギンが、南極大陸にある各国の基地を巡っていきます。ファミコン初期のかわいらしいゲームとして、女子に人気がありました。  BGMの優雅な「スケーターズワルツ」にのって、見渡す限り氷のフィールドを奥へ奥へと進んでいく。一見単純そうに見えますが、氷の穴やアザラシといった障害物をかわしながら、制限時間内に目的地にたどり着くのはなかなか難しく、1周回れたという強者は意外と少数でした。

『スターフォース』

ハドソン/1985年
スターフォース

隠しキャラ「クレオパトラ」を破壊して100万点をゲットするなど、謎解き要素もあった『スターフォース』

 夏休みといえば、ハドソンが開催していたゲーム大会「全国キャラバン」も定番でした。第1回は1985年7~8月に「TDK全国キャラバン」(第3回まで主催はTDK)として全国59会場で行われています。  このときの公式ソフトが『スターフォース』。参加者は2分間の予選で得点を競ったあと、上位のプレイヤーが決勝へ駒を進めます。ちなみに第2回は『スターソルジャー』、第3回は『ヘクター’87』で行われました。 『スターフォース』はスピード感抜群の縦シューティング。初めてプレイしたとき、自機のキレある動きについていけず、いきなり敵に突っ込んだのが懐かしいです(笑)。タイトル画面で、1コンと2コンの左上、A、Bを押しながらスタートを押す無敵技もありました。  タイムマシンが開発される気配はないですし、ファミコンを遊んであの頃に戻ってみてはいかがでしょうか?<文/卯月 鮎>
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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