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平日でも活況のキャンプ場。ブームの背景と初心者が楽しむコツ

平日でも活況のキャンプ場。ブームの背景とは……?

キャンプ より一層の盛り上がりを見せるキャンプブームだが、キャンプの仕事を日々行う佐久間さんにとっても「ひと昔前のGWや連休にファミリーで楽しむキャンプのイメージから、一種のライフスタイルとして取り入れるキャンパーが増えている」と感じるそうだ。 「現在もファミリーキャンプは主流ですが、キャンプブームも相まって、最近では週末だけでなく平日もキャンプ場が混み合っている状況です。以前のように大型連休だけキャンプ場に出かけるのではなく、季節の移ろいやロケーション自体の雄大さや美しさを楽しむようになってきていますね」  佐久間さんはキャンプが注目され始めた背景について、次のように説明する。 「まず、海外中心に話題となっていたグランピングが、日本でも注目され始めたことでアウトドアに興味を持つ人が増えました。  また、芸人のヒロシさんがソロキャンプの牽引役として、多くの人にキャンプの魅力や楽しさをYouTubeやテレビ番組などで伝えたことが大きい。  そしてコロナ禍では、密にならない屋外のキャンプ場でレジャーやアクティビティを楽しむ需要が増えたことで、今のキャンプブームに拍車をかけたと考えています」

思い通りにいかないことも楽しむ心意気が大事

 キャンプを始めるからには、悠々自適に自然を満喫しながら楽しいひとときを過ごしたいものだろう。佐久間さんに、キャンプを心から楽しむコツについて伺うと「ありのままを楽しみ、自分らしく生きることが大事」とし、こう答える。 「キャンプに慣れてくれば自然に身を任せられ、心のゆとりや安らぎを得られます。キャンプ場のルールやマナーを守った上で、周囲の環境を気にせず、自分の好きなように時間を過ごせるのが、キャンプの一番の醍醐味ですね。  ただ、キャンプには不測の事態がつきもの。ギアを忘れたり、天候が急変したり……。思い描いたキャンプが実現できず、うまくいかないこともあります。そんな時は落ち込まずに、むしろ思い通りにいかないことも楽しむくらいの心意気が大切ですね」
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どのようなキャンプ場を選ぶべきか
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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