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マスクを外したくない男女のホンネ。夏の炎天下でも「着けたい」女子大生は

マスク着用のメリット“コンプレックスが隠せる”

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マスク着用が“当たり前“の日常となった(※写真はイメージです。以下同)

 もはや日常生活の一部となった「マスク」。外出する際には、着用していなければ周囲の視線が突き刺さる。夏真っ盛りの今、マスク着用の煩わしさを感じている人も少なくないはずだが、顔周りの“コンプレックスが隠せる”というメリットもある。  20代~50代の会社員1208名に対して行われたインターネット調査によれば、70%が歯並びや歯の黄ばみなどの悩みやコンプレックスがあると回答。マスク着用の生活は64.1%が「メリットのほうが大きい」と答えたそうだ(株式会社Oh my teeth調べ、2021年4月15日発表)。  また、15歳以上44歳以下の女性500名を対象に行われた調査によれば、約6割がマスクを外した顔を見せることに抵抗がある(「ある」32.2%、「時々ある」32.2%、「あまりない」20.4%、「ない」15.2%)と答えたという(株式会社クラブコスメチックス調べ、2021年7月21日発表)。  これらの調査結果を見ても、多くの人がコンプレックスを理由にマスクを外すことに不安を覚えているとわかる。

炎天下でマスクを着用していても不自然ではなくなった

「正直、ずっとコロナ禍が続いてほしいと思うくらい。暑さとか関係ない。ずっとマスクを着けていたいと思っています」  東京都内の私大3年生・中村みずきさん(仮名・21歳)はコロナ禍に突入する以前から気温30度を超える夏でも、マスクを着用してきた。  その理由は、歯並びが悪く、唇の形にコンプレックスを抱いており、それを隠すためだった。花粉が気になる春や、空気が乾燥する冬、風邪やインフルエンザが流行する時期にはマスク姿の人も珍しくなかったが、真夏の炎天下では周囲から明らかに「浮いていた」。  しかしコロナ禍の今、ジョギング中にマスクを着用してもなんら不自然ではない。むしろ、未着用では逆に目立ってしまう。要するに、中村さんにとっては好都合なのだ。 「以前はマスクをしていることで、“自分を隠している”という後ろめたさもありました。今は、マスク着用が“当たり前”になってくれたので、それがなくなったんです。目元のメイクを勉強するようになって、男子とも積極的に話せるようになった気がします」  真夏でもマスク着用が不自然ではないコロナ禍について、密かに「ずっと続けば良い」と願う中村さんだが、男性でもマスク着用のメリットを感じている人は少なくないらしい。
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口臭や青ヒゲが気にならなくなった
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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。

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