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「妻が先を歩くだけで不機嫌に」モラハラ加害者の無言の“圧”はなぜ生まれるのか

<被害者のためのDV・モラハラを見抜くポイント>

相手は謝らない人ですか? 自分の間違いを認め、謝ることができない人は、自分にニーズがあることを認めません。謝らない人は、感謝もしません。どちらも「わざわざ言わなくても僕ちゃんのニーズをちゃんと察して満たしてくれなきゃダメ!」という幼稚な考えが背景にあります。そしてあなたが辛い時でも、あなたをケアしてくれることはないでしょう。

<加害者のためのDV・モラハラを自覚するポイント>

あなたは「謝りたくない。ケーキとかプレゼントでも買ったり、家事やマッサージでもしてやれば機嫌を治すだろう」などと考え、行動したことはありませんか。被害者が求めているのは、誤りを認めより良い関係になろうとする努力であって、なあなあにして誤魔化すことではありません。なぜなら、それをしない限り、似た状況で行動を変えるのは被害者になるからです。それが繰り返されれば、待っているのは蓄積された怒りと「もういい」という諦めです。関係は「この人は自分のために変わってくれないし、自分もこの人のためにもう変わりたいと思えない」ときに終わります。
DV・モラハラなど、人を傷つけておきながら自分は悪くないと考える「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表。自身もDV・モラハラ加害を行い、妻と離婚の危機を迎えた経験を持つ。加害者としての自覚を持ってカウンセリングを受け、自身もさまざまな関連知識を学習し、妻との気遣いあえる関係を再構築した。現在はそこで得られた知識を加害者変容理論としてまとめ、多くの加害者に届け、被害者が減ることを目指し活動中。大切な人を大切にする方法は学べる、人は変われると信じています。賛同下さる方は、ぜひGADHAの当事者会やプログラムにご参加ください。ツイッター:えいなか

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モラハラ、パワハラ、DV
人間関係は“ことば”で決まる

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