さて、この「世界最小級ブロック」ですが、実はダイソーからも販売されており、「プチブロック」という名称で対象年齢12才以上。 　驚くべきことは、どのシリーズも100円で購入できるということです。 　本家ナノブロックの商品にそっくりなものも出ているので実は同じ製品なんじゃ？と思いますが、よく見ると別物ということがわかります。 　パーツ分けやマニュアルなど、本家ナノブロックがしっかりとこだわっている所が見受けられます。とはいえダイソープチブロックも負けてません。 　最小限の構成ながら、ナノブロックにも劣らない作りをしており、しっかりと組み立てることができます。残念なのは組み立てベースなどの土台がシリーズ共通ということ。 　今回作った招き猫ではベース中央に設置することができず、一方に片寄って作成する仕様となっています。メーカー許諾を取っている製品もあるのでしっかりと監修が入っているのでしょうが、ベース以外にも詰めが甘いと感じる部分がちらほら。 　とはいえ、多数のパーツを揃えれば、ナノブロック同様、マニュアルにとらわれない創意工夫で組み立てることも可能です。 「ナノブロック」と「プチブロック」に互換性は無いものの似たような最小級ブロック玩具。どちらも作り応えのある製品なのでぜひ一度手にとって楽しんでみてはいかがでしょうか。＜文／板倉正道＞
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク