更新日:2021年09月02日 18:50
ライフ

実は“カネになる”海や川のゴミ。数万円になる天然モノも

流木、石、貝殻のお宝も

 次は定番の流木。  海岸や河川敷、湖など水際ならいろいろなところで見つかるこの流木は、コレクターだけでなくアクアリストにも人気の定番アイテムです。最近では高級なメダカの飼育などでアクアリウムに一定の需要があるようで、天然木の流木はそれなりに高い価値を占めています。  流木の形にもよりますが、水槽映えする形状や大きさ、流木の材質によっても価値は変動しており、高いものでは数万円になるものも。ちなみに海辺で拾った流木をそのまま淡水のアクアリウムで使うことはNGです。塩やアクを抜いてからでないと生体に影響を与えてしまうので、注意が必要です。
流木

流木の形は千差万別。お気に入りの流木を見つけよう

 定番アイテムその2が、石や貝殻。こちらも海岸や河川敷といった水辺で見つけやすいアイテムです。  貝殻は、日本近海に生息していない種類の貝類が見つかることもありますし、石は長年受けた水流で綺麗に丸くなり、見た目もよく置物やアクアリウムでも見栄えのするアイテムが豊富です。石の種類によってはやはりコレクターアイテムとして高額取引される物もあったりします。

採集自体がNGの自治体も

パワーストーン

天然石のパワーストーンが拾えることも。ぜひお気に入りの石を見つけてほしい

 これ以外にも難破船や船舶備品、漁具だけでなく生活用品に密接するゴミなど様々なものが水際には流れ着いてきます。中には陸に打ち上げられた足を持った魚類や有害物質などが打ち上げられることも。  また、国立公園内や沖縄県など河川、海岸で小石などを拾って持ち帰ることすらNGとしている地域もあります。ビーチコーミングを考えている人は一度、市区町村の土木課などに問い合わせて確認を取ると良いでしょう。 <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ