恋愛・結婚

小室友里が指南する「恋愛ベタの中年男性がまっさきにすべきこと」

中年から始める恋愛は可能か?

 国立社会保障・人口問題研究所の2020年版「50歳時の未婚割合」=生涯未婚率のデータによると、男性は23.4%、女性は14.1%。男性の約4~5人に1人が未婚という結果だ。だがこの数値の中には、仕事や家庭などなんらかの事情で恋愛から遠ざかっていて結婚歴はないが、恋愛したい層=恋愛ビギナーの男性もいると想定される。中年から始める恋愛術について、男女コミュニケーション専門家の小室友里氏に話をうかがった(以下、「」内のコメントはすべて小室氏)。
小室友里

小室友里氏

 インタビュー冒頭で「30代後半から40代の男性が、恋愛ビギナーから脱出する方法はありますか?」と質問すると、小室氏はこう断言した。 「仕事と恋愛は同列に位置しているので、仕事と恋愛を切り離して考えないでください。仕事での経験が恋愛に活かされるケースが往々にしてあるからです。恋愛イコール仕事として捉えることが、恋愛ビギナー男子から恋愛勝者になれる秘訣です」  恋愛をビジネスと同列に置くということは、初対面の取引先へ好印象を与えるためにすべきことと、恋愛で相手から「この人を恋愛対象として意識する」=次も会いたいと思われる理由に直結する。恋愛面でリピートされたい相手になるためにすべき準備とは。 「デートや婚活用の洋服を、すべて新調するのがファーストステップです。こうお伝えすると、『恋愛をするためだけにそこまで費用をかけないといけないのか』と拒絶反応を示す方もいらっしゃいますが、仕事用のスーツはたまに新調しているはずです。  ヨレヨレでテカった、古びたスーツで初対面の取引先とはお会いしたくないですよね? いつもよりおめかしするはずです。相手にどういう印象を与えたいかという視点で洋服を選ぶのは、恋愛でも同じことなのです」

第三者目線の大切さ

小室友里 ただし、と小室氏が話を続ける。 「自分1人では絶対に選ばないでください。『2回目のデートもしたい』と思われたいのであれば、初対面前にファッションコンサルタントに依頼して選んでもらいましょう。  30代後半から40代まで独身生活を続けていると、すでに生活基盤が完成していて、ご自身の考え方を曲げない方が多い印象です。頑固になりがちなため情報をアップデートできず、世間で言われる“ダサい服装”をしている人も少なくありません。  そこで取り入れていただきたいのが、ファッションコンサルタントという第三者目線です。ビジネスの場において、取引先から意見や企画を否定された場合、真っ向から反対意見を言わず、一度飲み込んで持ち帰るケースもあるかと思います。 第三者目線を一度飲み込むということは、自分の基準でしか物事を考えないものさしをはずすということ。他者のマインドを柔軟に取り入れる姿勢を持たないと、仕事と同じく女性からも好感を得られません。第三者目線を受け入れることは恋愛という、もっとも密接な他者との関係構築の練習にもなるのです。さらに、自分が好きなファッションと似合うファッションは別であるとわかり、新たな自分を発見できて服装選びが楽しくなるはずです」  ぜひ一度、「買い物同行」で検索を。需要が増したのか、価格崩壊が起きているのか。数年前より利用しやすい価格帯が増えている印象だった。
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清潔感とは具体的にどの部分?
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うちの・さくら。フリーインタビュアー、ライター。2004年からフリーライターとして活動開始。これまでのインタビュー人数は3800人以上(対象年齢は12歳から80歳)。俳優、ミュージシャン、芸人など第一線で活躍する著名人やビジネス、医療、経済や一般人まで幅広く取材・執筆。趣味はドラマと映画鑑賞、読書

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