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水道水の方がうまい? リプトンに聞く、美味しい紅茶を淹れるコツ

飲まない紅茶が次のトレンドになる?

 一方、時代の変遷によって消費者嗜好が変化することで、紅茶に求めるニーズも多様化している状況となっている。  次にくる紅茶トレンドはズバリ何なのか。中村さんは「飲まない紅茶がくる」と予想している。 「紅茶は誰もが知っている嗜好品ですが、今後増えてくるのが紅茶の世界観を味わえる商品です。飲む紅茶だけでなく、リラックスや雰囲気、贅沢といった 紅茶のイメージを体感できる商品がもっと世に出てくると考えています。  リプトンも春日井製菓さんとの『リプトンキャンディ』やFEELCYCLEさんとの『リプトンプロテイン』など、他社とのコラボを通じてリプトンの新たな魅力が伝わるような取り組みを行なっています」  中村さんは今後も「紅茶の浸透度をもっと上げるために尽力していきたい」と意気込む。最後に今後の展望について伺った。 「スーパーではコーヒーや緑茶を占める割合の方が圧倒的に大きく、紅茶はまだまだ伸びしろがある嗜好品です。時短、カフェインレス、健康訴求などいろいろな切り口を考え、紅茶を飲みたくなるようなオケージョンの開拓をしていきたい。そして、もっとライフスタイルに紅茶を飲む習慣を根付かせられるようにしたいと考えています。リプトンとしてはフルーツインティーやティーハイボールなどのレシピを飲食店にも広めていく予定です。紅茶の新しい飲み方や飲用シーンを、自宅でも飲食店でも提案できるようにこれからも尽力していきます」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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