イマドキ女子には通用しないバブル世代“女の攻略法”
’87~’91年に起こったバブル景気。この間の狂乱っぷりも、もはや昔話となり、当時、就職活動を行った”バブル世代”も、40代の立派な中年である。そして今、なんでも、このバブル世代が「若い女のコにモテる!?」と、うっかり、ときめいているんだとか……。現実は、さにあらず。若い女性たちから聞こえてくるのは、いまだギラギラが冷めない40代バブル世代への「イタい」「ウザい」といったブーイングだった!
【恋愛】
バブル時代の風景
アッシーやメッシーという、今となったら気恥ずかしい造語も誕生。クリスマスには、シティホテルは3か月前から満室。高級レストラン→カフェバー→ホテルが”ヤレる”デートの定番だったが……
☆バブル男の決め言葉
「オレの若い頃はさぁ~」
とにかく多かったのが、”肉食”40代バブル男性による被害報告だ。
「合コン帰り、駅までワンメーターなのにタクシーに乗せられて、車内でキスされた」(27歳・商社)、「サークルで付き合いのある男性。電車で帰る途中、耳元で『このあと、どこに行く?』と囁かれた。どこにも行かないし」(25歳・派遣)、「得意先の40代ベンチャー社長に打ち合わせだとホテルの部屋に呼び出され、『風呂、入っていきなよ。眺めいいよ』と言われた。ホテルの部屋をとりさえすれば、ヤレるとでも思っているのだろうか」(27歳・自動車)など、そのアグレッシブさはある意味、尊敬。
しかし、「『オレの若い頃はさぁ~、最高で同時に3人の女とヤッた』という話が定番の自慢話」(24歳・金融)と、武勇伝を披露する人はこの世代、やたら多いのだが、「知人はバーで美人を発見すると『シャンパンをあちらの女性に』と言う」(28歳・製造)、「デートに誘われ断ったら、『寿司屋でゴールドカード、食後は車でドライブに夜景スポット。これで普通の女は落ちるんだけどな。君は難しいな』だって。アホか」(22歳・事務)とまあ、その口説きのテクニックもバブル……というか、古っ!!
女性にしてみたら、普段行きなれない店や場所に連れていってもらい、大事に扱われることにときめかないわけではない。とはいえ、
「『女のコは歩くの苦手でしょ?』とワンメーターでもタクシーを使い、しかも、わざわざカードで支払う。運転手さんに悪くて、私がいたたまれない」(28歳・証券)、「沖縄旅行に連れていってもらったが、台風が来ているのにもかかわらず、彼が事前に作ったオリジナルの旅のしおりどおりの行動を強いられた」(30歳・メーカー)、「合コンの2次会用にと、リムジン&シャンパンを予約していた。すでに時間は24時。平日開催の合コンで明日は仕事。当然、お断り」(27歳・メーカー)と、相手の都合や気持ちを考えない、カネにモノをいわせてのオレ様アピールはうんざりなのである。
若い男子が草食化していると言われるだけに、肉食40代男性が下の世代に”猟場”があると踏んだのだろうが……20年前の成功体験を今に蘇らせても、盛りのついたオッサンにしか見えないわけで。それ、かなりイタいっすよ~。
― 女がダメ出し 痛い[40代バブル男]の共通点【3】 ―
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