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間接キス狙い、鼻出しマスクetc.キャバ嬢が震え上がるコロナ禍ノーモラル客の実態

なぜクシャミをする時にマスクを外すのか……

 基本的にはマスク飲食を心がけ、外すときは清潔なケースに入れるようにしてほしい。だが、そんな「マスク直置きおじさん」よりも許せない客がいる……と怒りをあらわにするのは都内のキャバクラに勤務するミイサさん(仮名・23歳)。 「クシャミするときにマスクを取って手で抑える客に『はぁ?』と思いますね。何のためにマスクしてるんだよ、クシャミするなら手じゃなくてまずマスクで抑えろよろと。  さらに許せないのが、そのクシャミを抑えた手で脚とか肩を触ってこようとするんです。今までは、お触りを受けそうになったら手を握り返してさりげなく離していました。  でも今は、飛沫がべったりついている手を握るなんて想像しただけでも気持ちワルイ……。コロナ禍でキャバ嬢へのお触りは即出禁!というルールを作ってほしいくらい」  クシャミを抑えた手で触ってこようとする客に「飛沫テロおじさん」と裏であだ名をつけているというミイサさん。

間接キスを狙うオヤジ客

 その一方で「気遣いのつもりでいてもノーモラルな客はいる」とも語るのは、大阪の熟女キャバクラに勤務するユナさん(仮名・28歳)だ。 「コロナ禍になってから、感染予防対策としてマドラーは1人1本と使い分けています。お客さんにもそれぞれ専用の使い捨てマドラーを用意しているのに、私のグラスが空いたときに『俺が作ってあげるよ』と言って、客のマドラーで私のお酒を作り始めたんですよ!  その客が口をつけて唾液がたっぷり入ったグラスをかき混ぜたマドラーでですよ? 良かれと思ってやっているんやろうけれど、ホンマにやめてほしい。その酒は一口もつけずに、客がトイレに行った隙に新しいグラスに交換してやったわ。  他にも、自分が口をつけたフォークでフードを『あーん』としてくる客とか。コロナ禍じゃなくてもキモイのに、ホンマ勘弁してほしいわ……」  ただでさえ、「狙い間接キスおじさん」はキャバ嬢に嫌忌されがちだが、ことコロナ禍ではなおさら許せないのだろう。長引くコロナ禍でストレスがたまる気持ちもわかるが、職場だけでなくキャバクラでもコロナ禍でのモラルをしっかりと持つべきだ。 取材・文/カワノアユミ
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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