更新日:2021年11月26日 19:59
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クシですくとシラミと卵が大量に…子供に急増するシラミ感染の実態と対処方法

なぜ今、アタマジラミが増えているのか?

 こうしたアタマジラミが増えている背景について、アタマジラミ駆除シャンプーを販売しているダンヘルスケアでは、このように解説している。少々長いが引用させていただこう。 〜以下引用〜 かつて日本に多くいたアタマジラミは、第二次世界大戦後、有機塩素系の殺虫剤DDTの大量散布によりほとんどいなくなりました。しかしその後、DDTの毒性や土壌汚染などの弊害が指摘され、1971年に殺虫剤としてDDTの製造は中止になりました。ちょうどその頃、海外交流が盛んになり、アタマジラミが日本に持ち込まれたことから、アタマジラミは再び増えはじめ1980年にその発生はピークを迎えました。 当時はアタマジラミに使用できる薬剤がありませんでした。そこで、厚生省(現厚生労働省)の指導により開発されたのが、ピレスロイド系殺虫剤のフェノトリンを主成分とした「スミスリン®パウダー」でした。 1981年に発売され、80年代後半にはアタマジラミはいったん減少したのですが、90年代に入って再び、小学生や幼稚園児、保育園児の間で増加し始めました。シラミを知らない世代が親になり、子供の頭に感染しているアタマジラミに気づかないため、感染が拡大していると推測されています。 (ダンヘルスケア株式会社HP「シラミ講座1」より引用) 〜引用以上〜  強い殺虫剤がなくなったことと、シラミを知らない親世代が増えたことで子供たちの間でアタマジラミが増えているというのだ。

駆除グッズは専用の櫛とシャンプー

スミスリン

シラミに効く薬は存在せず、スミスリンは駆除の強い味方となる。だが、耐性を持ったシラミの存在も確認されており、その場合はスミスリン・プレミアが有効だとか。もちろん医師への相談も忘れずに

 娘が帰宅する前に用意したのは、アタマジラミ駆除シャンプーのスミスリン、そしてアタマジラミと卵を除去できるニットピッカーフリーコーム(以下:ニットピッカー)という目の細かい鉄の櫛。  そしていざ“しらみつぶし”なのだが、お迎えで保育士さんから「洗面器にたっぷり獲れました……」と衝撃の事実を告げられ、戦々恐々としつつニットピッカーで頭をすくと……。  えっ!?  何コレ……これ全部アタマジラミ?  うわっ! デカっ!  なんと数回、ニットピッカーですいただけで、10匹近い成虫と同じ数くらいの卵が……。もう、ここから我が家はパニック。 【閲覧注意】⇒頭についていたアタマジラミの成虫と卵  耳の後ろをよくよく見ると、小さなフケのようなものが髪の毛にまとわりついている。そして、地肌を見ていくと……いました、親玉級のデカいヤツが。もう、見ているだけで頭どころか全身が痒くなってくる。 【閲覧注意】⇒捕獲した中で最も大きかったシラミ  こうして30分ほど掛けて、次女の頭を文字通り“しらみつぶし”にしたわけだが、これで終わりではない。こんどは家庭内感染の有無を調べると……お姉ちゃんも感染していることが発覚。  その後、お姉ちゃんの頭の駆除と子供たちの布団と枕のカバーを急いで洗濯&乾燥、部屋の掃除。その後、風呂場でスミスリンを使って子供2人をシャンプーと、地獄のような一夜を過ごしたのである。
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愛知県出身。スポーツからグルメ、医療、ギャンブルまで幅広い分野の記事を執筆する40代半ばのフリーライター。
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