更新日:2021年11月26日 19:59
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クシですくとシラミと卵が大量に…子供に急増するシラミ感染の実態と対処方法

シラミの卵はなかなか取れない

 皮膚科の先生にも話を聞いた。 「アタマジラミの卵は、ヘアキャットという髪の毛につくゴミやフケにも似ているけど、決定的な違いはなかなか取れないこと。爪でつまんでもなかなか取れなかったら、アタマジラミを疑ってみてもいいかも。  卵は6〜10日で孵化するから、3日に一度スミスリンでシャンプーして成虫を駆除しつつ、毎日櫛でしっかり駆除していくこと」
ニットピッカーフリーコーム

ニットピッカーこと、ニットピッカーフリーコーム。シラミの卵や成虫は小さくてしぶといので、普通の櫛ではなかなか取れない。ニットピッカーもシラミ駆除の強い味方だ

 確かに目視で確認して卵を取ろうとしても、これがなかなか取れない。ニットピッカーを使ってようやく取れるという感じだった。それでも取れない場合は髪の毛ごと切ってしまったほうがいいのだとか。

1〜2週間で完全駆除できる

 しっかりやれば1〜2週間ほどで駆除も完了するという。また、アタマジラミは不衛生だからなるというものではなく、誰でも感染するリスクはあることも知っておいてほしいと付け加えられた。  結局、我が家はお姉ちゃんは10日ほど、次女は2週間かかって完全に駆除ができたが、毎日櫛ですいてシャンプーを丁寧にするだけで、かなりの手間と労力になったのはいうまでもないこと。  実はそんなに珍しいことではないシラミ感染。シラミを知らない世代が親になったために増えたとは、なんとも皮肉なことである。 文/谷川一球
愛知県出身。スポーツからグルメ、医療、ギャンブルまで幅広い分野の記事を執筆する40代半ばのフリーライター。
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