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朝ごはんの「ケロッグ」に“米化オートミール”が流行するワケを聞いてみた

ヘルシーで健康目的にぴったりなオートミールのレシピ

 そんなオートミールのおすすめの食べ方について山路さんに伺った。 「お米の代用としてオートミールは活用できるので、おにぎりや雑炊、カレー、チャーハン、リゾットなどお米を使うメニューであれば、さまざまな料理との相性も良く、汎用性が高い。興味のあるものからトライしてみて、自分なりのアレンジの仕方を楽しみながら、美味しい食べ方を見つけていただくのがいいかもしれません。  また、ヘルシーな食品や健康目的で小麦粉の代わりとしてオートミールを使うニーズもあり、お好み焼きやクッキーなどのお菓子づくりにも適していますので、レシピを参考に料理の幅を広げてみるのもおすすめですね」
キムチチャーハン風

「オートミールのキムチチャーハン風」のレシピ

ミートドリア風

「オートミールと半熟卵のミートドリア風」のレシピ

 グラノーラブームがひと段落し、新たなに盛り上がりを見せるオートミールの米化など、シリアル食品市場のこれからの動向に注目したいところだ。

「腸活ブームを牽引するブランドになれたら」

 最後に山路さんに今後の展望について伺った。 「来年は日本ケロッグが創業60周年を迎えるので、改めてシリアルを食べてもらっていない人に興味を持ってもらえるよう、いろいろな企画を考えています。直近では、健康志向の文脈から機能性シリアル食品のニーズが高まっているので今後も注力しつつ、発酵性食物繊維が含まれるオートミールやオールブランを中長期で戦略的にサポートをしていくことで、腸活ブームを牽引していけるようなブランドになれたらと思っています。また、商品ラインナップの充実ぶりは他社に負けない強みでもあるので、老若男女問わずに食べていただけるように尽力していきたい」 <取材・文・撮影/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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