お金

ふるさと納税、意外とやりがちな失敗例。対策をお金のプロが解説

③返礼品の失敗例

 最後に、こちらもよく聞く失敗例ですが、人気のお肉や魚介類などの返礼品を一度に頼むと冷蔵庫に入りきらず、途方に暮れた経験がある方も多いはずです。  たとえば、ふるさと納税の返礼品ランキングで常に上位に入っている大容量のお肉セットだと、2~3kg程度のお肉がまとめて届くので、冷蔵庫の大きさによってはすぐ一杯になってしまうでしょう。  また食べ物だけでなく、ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品も、大量に注文すると置き場所が無くて困ってしまうケースも耳にします。  そうならないためにも、1年のうちに何度か時期を分けて、定期的に寄付することを考えてみて下さい。年末になってから駆け込む人が多いですが、一度にまとめて寄付すると、返礼品によってはどうしても保管が難しくなるので、できる限り計画的に寄付していきましょう。  先ほどお話ししたように、寄付の上限額は年末頃に源泉徴収票をもらってからでないと分からないのですが、収入や家族構成などが昨年と変わらない方であれば、前年の上限額を目安に少しずつ寄付しておくのがいいでしょう。  今回紹介した失敗例に気を付けて、ぜひふるさと納税をお得に活用して下さい! <文/小林亮平>
1989年生まれ。横浜国立大学卒業後、三菱UFJ銀行に入行。同行退社後、ブログやSNSでNISAやiDeCoなど資産運用の入門知識を発信。現在はYouTube「BANK ACADEMY」の運営に注力しており、YouTubeのチャンネル登録者数は70万人を超える。「超初心者でも理解できるよう優しく伝える」をモットーに、自作のイラストを駆使した丁寧な解説が好評を得ている。著書に『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』(KADOKAWA)がある
1
2
3
これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生

知識ゼロ、貯金ゼロ、ズボラでもOK! そんな君でも、今すぐに始められる「資産形成の入門書」。お金の不安や悩みを抱えている人に向けて、最低限やるべきことを、YouTube登録者数34万人超えの元銀行員が、イラストと図解でやさしく解説。さあ、未来に備えて、最初の一歩を踏み出そう!
おすすめ記事
ハッシュタグ