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意外と知らない「正月」の意味。お年玉の由来は餅だった

神様と新年を祝うおせち料理

おせち料理 奈良時代から平安時代にかけて神様に収穫を感謝する「節会」の宮中行事にお祝い料理として「御節供」が振る舞われたのが、おせちの起源とされている。江戸時代になると、大衆にも民間行事として広まり、正月料理として位置づけられていった。長寿を願うエビや子孫繁栄を願う数の子など縁起の良い食材が使われ、一つひとつの料理に意味が込められている。

歳神様を見送る「どんど焼き」

 1月15日の小正月に行われる「どんど焼き」は、門松などのお正月飾りや書初めなどを持ち寄って神社で燃やす行事。火は穢れを浄化し、竹が爆ぜる音は災厄を退ける音とされ、ご先祖様である年神様を見送る意味があった。 <監修/朝里樹、イラストレーター/ひじやともえ>
怪異妖怪愛好家・作家。1990年、北海道に生まれる。2014年、法政大学文学部卒業。日本文学専攻。現在公務員として働く傍ら、在野で怪異・妖怪の収集・研究を行う。著書に『日本現代怪異事典』『世界現代怪異事典』(笠間書院)、『日本のおかしな現代妖怪図鑑』(幻冬舎)がある。
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