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Zeppを満員にして焼肉へ⁉SKE48発次世代ユニット・カミフレの野望

SKE48の新たなファン層を開拓するべく結成された次世代ユニット・カミングフレーバーが12月29日、活動3年目にして初のシングル「カメリア」をリリース。リーダーのMIYO(野村実代)、MIZUKI(田辺美月)、HINANO(青海ひな乃)の3人に、新曲を披露した際のエピソードや約3年間の活動における手応えに加え、運営と売上の数字も共有しながら活動するうえでのやりがいなどについて語ってもらった。

カミフレを新たなきっかけに

――カミングフレーバーは新しいファン層を開拓するべく結成されたユニットですが、約3年間活動してきたなかで結果がついてきた実感はありますか? HINANO 3年前からももいろクローバーZのあーりん(佐々木彩夏)さんが主催するAYAKARNIVALに出させてもらっているおかげで、トーク会では「ももクロファンだけど、来ちゃいました」っていう方もいるんです。アイドル好きな方たちにカミフレが認めてもらえたんだって思うとすごく嬉しいですね。 MIYO ファンの方から教えてもらったんですけど、AYAKARNIVALの現場で、別のグループを応援してる人が、カミフレのステージを見て、私のことをかわいいってサイリウムを赤(MIYOのカラー)に変えてたらしいんです。まだ知らなかった人たちも、興味を持ってくれてるんだって知って、少し手応えを感じました。 MIZUKI カミフレがきっかけでSKE48劇場に来てくれた人もたくさん見かけます。そういう人たちを見るたびに、SKE48の入口になるって目標に近づいてるのかなって、感極まったこともありました。 ――12月28日には1stシングル「カメリア」をリリースしましたが、これまでのオリジナル曲とは違う雰囲気ですね。 HINANO シングルを出すって決まったときに、スタッフさんから「どんな曲がいい?」って聞かれて、コンセプトをみんなで話し合いました。みんなが意見を出し合うなかで、MIYOさんの「カッコいい曲をやって、ガラッと変わったイメージを見せたい」ってアイデアに、みんなで「いいね」ってなってその方向に決まりました。 MIYO かわいいイメージが強かったので、ガラッと印象を変えたかったんです。初披露したときはファンの方もびっくりしてたので、やってやったぜって感じでした(笑)。 ――ちなみに、他のメンバーはどんなアイデアを出していたんですか? HINANO 私は友だち同士のわちゃわちゃ感、青春っぽさがあって、「前しか向かねえ」みたいな卒業式で歌いたくなるような曲がいいなって思ってました。 MIZUKI 私はtiktokでバズるような、かわいらしい動きや覚えやすいワードがある曲がいいかなって思ってました。今後、またいろいろな曲が増えていくときに、またアイデアをだしてみるので、いつかそういう曲ができる日が来たら良いなって思います。

ももクロ・あーりんとのコラボ実現

――初披露した際の手応えは? MIZUKI AYAKARNIVAL2021で初披露したんですけど、「新曲良かったよ」って感想をいただいたので、もっといろいろなところで披露したいです! HINANO この曲、イントロが急に始まるから、無音の状態でカウントをとるのがめちゃ難しいんですよ。曲アタマの重低音で見た人を驚かせたあと、動きを揃えてかっこよく見せたかったので、みんなで力を入れてました。 MIYO 最初の重低音は、初めて聞いた人の鳥肌を立たせるイメージで作られていて、実際、私たち自身も鳥肌が立ったし、会場全体の雰囲気をカミフレ一色に染めるような曲になっていたと思います。 ――曲が増たことで、ライブでできることの幅が広がったわけですね。 MIZUKI 曲が増えてきたけど系統がバラバラなので、元気でかわいい曲、ふざけてる曲、切なくなる曲……って幅広くて、ライブをやってる私たち自身も楽しみながら、歌ってます。 MIYO 最初はニコニコしてたのに最後は鼻をすすって泣きそうになって、見てる人の気持ちもブレるよね(笑)。 HINANO あと今年でAYAKARNIVALの出演は3回目だったんですが、初めてカミフレのオリジナル曲だけでセットリストを組めたんです!  MIYO 2019年、最初に出たときはまだ1曲しかなかったので、いまとなってはいい思い出です。 HINANO 今年は、初めてあーりんさんがカミフレの曲を一緒に踊ってくれたのも嬉しかったですね。いままでは曲が少なかったから、コラボ出来なかったんです(笑)。 MIYO 本当に嬉しかったよね。コラボした「せ~ので言おうぜ!」は、これまでAYAKARNIVALでも歌ってきたから、あーりんさんのファンの方も覚えてくれて、一緒に「ヘーイ!」って言ってくれて、すごく盛り上がりました。 ――このまま順調に曲を増えていけば、長い時間のワンマンライブもオリジナル曲だけで構成できるようになりますが、みんなで抱く野望はありますか? HINANO みんなで「カミフレだけでZeppを埋められるようになりたい」ってよく話してます。できれば、チケットが即完売して、「抽選で当たらなかった〜」って言われるくらいを目指します。 MIYO 記念すべき1stシングルなので、2nd、3rdと続けられるように、勢いをつけていきたいです。 ――その記念すべき初シングルということで、打ち上げなどはあったのでしょうか。 HINANO 何にもやってないですよね? MIYO MV撮影の現場では盛り上がってたけど。毎日会ってるから、改めて会うってことはないよね。一緒にいすぎて、またかよってなるくらい(笑)。 MIZUKI 家族とかSKE48の同じチームのみんなよりも一緒にいるかも。もう3年もやってるんですね、あっという間だったなあ。
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3年間でのメンバーの変化
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