――ここからは約3年間活動してきたなかでの変化について、お互いに語ってもらいます。 HINANO　じゃあ、MIZUKIちゃんからにしよう。最初はあんまり自分のことを話すキャラじゃなかったけど、最近は自分から「ちょっと聞いてくださいよ〜」って話してくれるようになった気がする。でも、「おもしろいことがあって……」ていうとき、おもしろくないんです（笑）。 MIYO　前よりも一緒にいるときにリラックスしてる感じがするよね。 MIZUKI　あんまり意識してなかったけど、言われてみると、そんな気もします。最初の頃は、おもしろいことも思いつかなかったし……あ、おもしろくなかったみたいですけど（笑）。 ――続いて、HINANOさんの変化について、お願いします。 MIYO　HINANOさんはね、猫かぶってたでしょう。最初はペコペコして腰が低かったけど、最近はどんどんタメ口になってる。その方が嬉しいので、ぜんぜんいいけどね。 HINANO　体育会系で育ってきたから、先輩には挨拶！って感じだったので。最近はいい意味で後輩らしくない感じで絡ませてもらってます。ちょっと調子に乗ってるかも（笑）。自分のなかでアイドルのスイッチがあって、カミフレの前ではスイッチが入らなくなって、本性がバレた感じです。 最初はアイドルってどんな感じなのかわからなかったから、しっかりして、かわいくしないといけないと思ってたけど、だんだんしんどくなっていって。そんなときにカミフレのみんなと一緒になって、素を出せるようになりました。 MIZUKI　HINANOはアネゴ肌と思われがちだけど、じつは意外と妹気質なところもあるよね。 HINANO　家では末っ子だし、地元の友だちの前ではけっこう末っ子キャラなんです。アネゴって言われがちだったけど、カミフレでは地元の感じになっちゃうのかな。 ――最後はMIYOさんの変化について。 HINANO　MIYOさんはいちばん変わってない。強いて言うなら、リーダー感がどんどん強くなってると思います。最初はみんなをまとめる感じじゃなくて、なんなら私から「よし、練習しましょう」って声をかけてたくらい。 MIZUKI　めっちゃわかる。最近はMIYOさんがみんなを引っ張ってくれてる感じだから、みんなでついていこうって感じになってるよね。 MIYO　スタッフさんから「あなたがリーダーです」って言われたわけじゃなくて、みんなが自然と「まあ、リーダーはMIYOさんやね」って感じで決まったんです。だから私も変に背負うわけじゃなく、いつも自然体でいるだけ。 　7人全員が引っ張っていこうって意識があるから、私が抜けてる部分があっても、誰かが支えてくれる。リーダーだからと自分を追い込むことなく、楽しくリーダーをできてると思います。 ――意識を高めるために、カミフレ関連の仕事ではセールスなどの数字も共有しているそうですね。 HINANO　今回のシングルも聞いてます。目標設定が高めなので、リリース前からすでに崖っぷちに立ってます。 MIYO　いろいろなところで魅力を発信して、曲を聞きたいと思ってもらえるように頑張ってます！ MIZUKI　まさかこんな生々しい話をするとは思いませんでした（笑）。 HINANO　どうやったらファンの方たちに楽しんでもらえるか、手にとってもらえるか、めちゃくちゃ考えて、発信して。もう毎回みんなガチで頑張ってるので、目標を達成したと聞いたときは、嬉しい!!ってなります。 ――過去、目標を達成して嬉しかった瞬間はありますか？　 MIYO　ツアーのときにお渡し会があったんですけど、すごくたくさんの方が来てくれて、すごく嬉しかったです。 ――有名グループにいると、リアルな現場の数字を聞くこともないと思うのですが、その情報は励みになるのか、プレッシャーになるのか、どちらでしょうか。 MIYO　みんな「がんばろうぜ！」ってなるタイプだよね。 HINANO　うちらならできる！って根拠のない自信でやってる感じです。 MIZUKI　数字があるからこそ、ライブでも「もっとがんばろう！」っていういい意味でのバチバチ感が出て、それがファンの方にも伝わってる気がします。 ――数字が増えていくやりがいもあると思いますが、例えばゼロから始めた結果、さきほど挙がったZeppのワンマンまでたどり着いたら、さすがに打ち上げもありますかね？ MIYO　絶対にやります！ MIZUKI　やりたいですね。 HINANO　いま、決めておきましょう。Zeppのワンマンライブ満員を達成したら、マネジャーさんに焼肉に連れて行ってもらう！ MIZUKI　お願いします！　いいお店に行きたいです（笑）。 ――マネジャーさん、下を向いてますね（笑）。 HINANO　HINANOは「じょじょ」がつくお店がいいな（笑）。7人もいるから大変ですけど、みんなのモチベーションも爆上がりするので、ぜひお願いします！ 取材・文／森ユースケ　撮影／後藤 巧