更新日:2022年01月16日 20:30
お金

借金500万円男。借金を100万円減らして免許取得に挑む

まずは免許を取りたい

 さて、次は2022年の目標だが、これはもう決めている。 「運転免許の取得」「締め切りを守る」この二つだ。  運転免許については少し前から思うところがあった。  僕は収入のほとんどを土方仕事に任せてきた。20代も前半の頃は元気があって動けるだけで重宝され、「よく働くじゃん、若いの」なんて可愛がられたりもしたものだが、最近はその重宝ぶりに翳りが見えてきた。  工事というものは常に同じ場所であるわけではない。工事現場は人が必要とした場所でしか発生しない。人もそうだが道具を運ぶためには車での移動は必須になってくる。  これまでは「動ける若いの」として純粋な労働力を提供していたが、僕が30代になる頃には更なる「若いの」が土方業界に入ってくる。そうなると押し出し式に僕が運転手の役割を担う必要があるのだが、免許が無い。  田舎から上京してきたのにも関わらず免許を持っていないのは完全な若気の至りで、オタクの逆張りだった。僕が住んでいた田舎では、高校卒業と共に教習所に通い始め、大学進学や就職に合わせて親の車を引き継ぐのが通例だった。  当時の僕は、 「電車がほとんど機能していない田舎特有の慣習であり、免許を取ることは田舎文化に迎合することである」  と思い込み、親の勧めも押し切って頑なに免許を取ろうとしなかった。東京の価値観の中で生きていく自分にそんなものは必要無い、と周りの逆を行っていたのだ。

免許取得への壁

 免許を取るには20万円以上かかるらしい。そしてその間は当然だが給料も出ない。  20万円以上を支払い、尚且つ免許を取得するまで生き延びるためには40万円近い金を持っておく必要がある。今年の僕は、返済生活とあまりにも相性の悪い大きな壁に挑戦しようとしているのだ。  あと、この理由はオマケなのだが、教習所で他の生徒と仲良くなる時に「30歳です」と言うのと「28歳です」と言うのには、プライドの燃費に大きな差があると思ったからだ。講義が終わり、うら若き大学生たちに「あのおっさん」と後ろ指を指される妄想が現実になろうとしている。  今の僕は自ら「おじさんになった」と言い聞かせて本当におじさんの扱いを受ける準備をしているところだ。言わば「おじさんのサナギ」である。その状態で傷つけられるのが怖い。だから免許を取るなら今年、と考えている。
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信用の換金レートは悪すぎる
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フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。 Twitter→@slave_of_girls note→ギャンブル依存症 Youtube→賭博狂の詩

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