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1ツイートで4億円も!特産品をバズらせる140文字の作り方

バズったツイートを分析して繰り返す

 とにかくバズる文章は1回や2回では、うまく書くことはできません。スベったときはPDCAサイクルを回し、「どこが、なぜ面白くないのか」を言語化して再検討。スベっても死にはしませんので、心を強く持ってサイクルを速く回せるよう心がけます。  そして、逆にバズっている文章は「なぜ面白いのか」も分析し、自分で再生産していきます。とにかく真似て書くことも大切です。そうして生まれたのが「ツイッター構文」というもの。割とよく使われるツイッター構文を活用してバズった投稿がこちら。 「(※一部省略)「その服めっちゃかっこいいじゃん、何処で売ってるの?」って見ず知らずの私のファッションを褒めてくださるこの方朝青龍さんだったのすごくないですか」  意外な展開の最後にオチをもってくるやり方で「~だったのすごくないですか」がツイッター構文です。ちなみに、このとき着ていたのはヨウジ・ヤマモトのセットアップでした。

ゆるキャラを作って地方創生

 ほかにも法則はありますが、一番大切なのは、これをゆるキャラがつぶやくこと。基本インフルエンサーが企業や自治体からお金をもらって情報発信する場合、「PR」の表記が必須です。でも、ご当地キャラならお金を払う必要もないし、それが仕事なのでPR表記を入れなくていい。しかもPRすると、めちゃ応援してくれます。それってかなり強くないですか?  というわけで、世の中的には時々オワコン扱いされてますが、地方創生には絶対に欠かせない「ゆるキャラの作り方」について、次回は語りたいと思います。
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バズりの法則と事例
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(もりとき たけし) 地域創生請負人。高知県須崎市の市役所職員として新入職員ながら、ゆるキャラ「しんじょう君」を誕生させ、'16年にゆるキャラグランプリ王者に輝く。その後、須崎市のふるさと納税をSNS&ゆるキャラ戦略で1000倍に増やし、地域活性に貢献。現在は市役所を独立し、SNSマーケティングを使った特産品の情報発信を仕掛ける地域商社「パンクチュアル」代表を務める。著書『日本一バズる公務員

日本一バズる公務員

200万円しかなかった ふるさと納税寄附額を約1000倍に!


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